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新聞の地方版はあなどれない。その季節折々の情報が満載である。過去に「昔雛」の展示を見たいもののチャンスが無かった。紙上発表の記事を見て、翌日の土曜日に出かけてみた。 |
茶屋本陣 |
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中山道の休憩所として、参勤交代で街道を往来した30家以上の大名に利用されたそうです。
茶屋本陣の裏手高台には、上信越自動車道が通っている。何度も何度も利用しているのに茶屋本陣の存在すら知らなかった。いかに限られた範囲内の生活しかしていないというのが如実です。
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茶屋本陣 お東 門 |
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茶屋本陣 お 西 |
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入口になっている西建物前の門をくぐる。
二軒並んでいる西方の建物が【お西】、東方に建っているのが【お東】という。お西は、当主の中島公男氏から寄贈されたものである。 |
西方に建つ「お西」 |
土間の展示物 |
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お西・お東とも県指定史跡になっている。
「お西」でひな祭り展が行われています。
←茶の間から2階へ続く、階段より見下ろして |
茶の間 |
囲炉裏 |
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約1,000体のおひな様 |
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茶の間南側の廊下から |
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左 福禄寿雛他 |
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手前 裃雛(かみしもひな) |
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「享保雛」 江戸時代の享保の頃作られた |
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赤ちゃん雛 |
玩具と思わせるような人形達 |
右 「高砂雛」 |
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裃雛(かみしもびな) |
裃雛は、衣装人形の中の坐雛(すわりひな)の分類に入るものだが、幕末から昭和初期まで当地方における「おひな様」の主役であった。着物の両肩がピンと横に張っていて、「かみしも」のように見えることから付けられた名である。【パンフレットより】 |
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春を見つめているんでしょうか?裃雛(かみしもびな) |
裃雛(かみしもびな)が整列をして迎えてくれました。お顔を良く見ると可愛いいです。
私が子供の頃、祖母が飾る雛様は、このようなお雛様でした。叔母達が初節句で頂いたものか、買ってもらったものでしょう。孫である私の雛様と一緒に飾った記憶があります。
時代の変遷で最近は、雅になった雛様を沢山見る。何時の時代でも娘の成長を雛様に託すのは、昔も今もかわらないのですね。
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茶屋本陣 お 東 |
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お東は、平成4年当主の中島徳造氏から寄贈されたものである。
お東は、間口13間半、奥行7間・総二階建、切妻造り。修復工事をされているものの江戸期のまま残されている。【パンフレットより】 |
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約1,000体のお雛様は、安中藩のお殿様からいただいたという雛を、市民から寄贈された雛、住民から寄贈してもらった雛等が全てです。作者が群馬県の雛もあって珍しいそうだ。
見学者の人が『現代の雛様は、顔つきが皆おなじですね。』と言っていた。裃雛の雛様は、よ〜く見ると違います。「高砂」のおじいちゃんやおばあちゃんも違います。段飾り、御殿飾り、お遊びに使ったと思われる生活雛などもあり、見ごたえのある楽しい時間を過ごしました。
お西、お東には、小正月の飾り物や生活用具・農工具の展示物が沢山ありました。 |
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