群馬県渋川市 貴原窯  窯開き  

山行日 平成19年 4月21日
天 気    
お友達二人に誘われて【窯開き】に行って来ました。
そこは「貴原窯 椎葉陶芸工房」です。
 
<椎葉正幸氏 陶暦>
1949 長崎県佐世保市 木原平戸焼椎葉丈左エ門窯に生まれる。
1976 フランス ツールボザールにて造形デザイン終了
1983 群馬県吾妻郡吾妻町にて築窯
1998 群馬県北群馬郡子持村(現在渋川市) 穴窯築窯


    桜の咲くお庭は杉木立を背に榛名山が一望できる良い場所である。    
 私達が到着したのは午後1時30分。宴たけなわが一段落した穏やかな時間帯に着いた。既に窯にて椎葉氏による説明が始まっていた。窯の前には人だかりが出来ていて(↑)窯の中に椎葉氏がいらっしゃった。隙間から覗き込むように窯の中をみると「熱い」と言いながら椎葉氏が出てきた。

 山歩きでは<我郷土を見なおさなくては>と思うことは度々あったが、窯元がいくつもあることは気が付かないでいた。ましてや見学などと思ってもいなかった。器・焼き物が好きであるが【窯開き】は初めての経験である。
 この窯開きのお手伝いをしている女性達の手料理が、私達用にセットされた。野外テントのテーブルには美味しそうな料理の数々、鮎の天ぷら・おでん・胡麻和え・黄粉餅・赤飯が並んだ。そこに猪汁を持ってきてくださり、勧めてられた。 昼食を取ってからこの会に参加したものだから満腹以上の破裂状態です。
 そんなこんな言いながら、全部いただきました。

 我市には特色のある美術館や博物館があったり、街角にさりげなく建つ野外彫刻、また総合公園には彫刻の森などを持つ市である。芸術性が高くヨーロッパでは高く評価されると窯元はおっしゃていた。そのように我市をみつめたことが無かった自分は、少し恥ずかしかった。
 アートの香りが漂う市に移り住んで、活動をされる【貴原窯】には、こらからちょくちょく訪れてみたい。

 展示室にて椎葉氏直々にお話をうかがう。
ご自分の器に託す気持ちから渋川市の良さ、前述したようにヨーロッパにおける評価などを熱く語っていただいた。
 渋川市にどっぷり使って生活していた自分よりはるかに渋川市を知っている椎葉氏には大変驚かされた。そして、私は反省をした。

 奥様は先程から甲斐甲斐しく動いている。
 黄八丈のような着物を召されて、ご主人を引き立てながら、この貴原窯を陰で支えている立派な方である。

 食器をいくつか買い求めた。特別値段にびっくりです。私達は目が笑っていましたよね
 笑顔いっぱいで帰り道に…。
                      手に入れた器
 図鑑お姉さんの知り合いの喫茶店でお茶をする事になった。 ここも人里ちょっと離れた、山の中にある喫茶店。営業品目はコーヒーとケーキのみ。
 ご主人の丹精こめた花々が駐車場いっぱいに咲いて夢の世界である。
 
 最後は今日の窯開きを誘って下さったお友達の着物教室へと。
京都からお越しの反物屋さんの展示会で贅沢な着物をあれやこれやと肩にかけていただき、充分すぎる幸せに大満足で帰宅した。本日の満足度120%

 心の贅沢をありがとう(^^)
                                   記録:一部ブログと同じ

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