長野県 栂池自然園 1860〜2,010m
行 程
〜 ゴンドラ、ロープウエイ |
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今日はこんな方達との山歩きです。 昨年、井戸湿原・大江湿原にご一緒した方で、【群馬にいながら尾瀬に行った事が無い。一度は行ってみたい。】ということで山デビューした方達との山行でした。 梅雨が開けず、当日が近づくにつれ、お天気ばかりが心配でした。どうやら雨の確立は低く曇のようである。 |
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AM8:10 | AM9:09 | ||||
道路は順調に進み、目的地まであっという間に着きました。 3時間超の車中ですが、お喋りの花が咲き「もう着いたの?」という感じでした。 一昨年の同じ時期に、ここに登っている私達です。今日も展望湿原まで登り、白馬大雪渓を眺めながらの昼食を計画しました。 ゴンドラリフト、ロープウエイと乗り継いで、栂池自然園ビジターセンターに到着。一昨年と違ったことは、ゴンドラリフト・ロープウエイと自然園入園料がセットされたチケットを出発前日に買った事です。随分得をしたように思えたのは不思議な心理ですね。それによって頂いた幸せは1人400円の割引でありました。 AM9:37 誰もいない自然園のようですが、撮る側には沢山の人です。順番で記念撮影です。私達も撮ってもらう事にしました。 |
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オニシモツケソウとバリアフリーの木道 その向こうには小蓮華岳 | |||||
オニシモツケソウの中を行くこの木道は途中から工事中で、進入禁止でした。標識より左回りで進むことにしました。 水芭蕉湿原を進むと、いきなりヒオウギアヤメの群落(→)に足が止まり進む事ができません。溜め息まじりでアヤメを見ているとタテヤマリンドウの可愛い薄紫色が目に飛び込みました。その傍らにはエゾシオガマが咲き、イワイチョウ・チングルマの穂・大笠スゲも見えます。 「ホウ〜!」「これこれ」「何!あの薄紫色?」 出て来る言葉は、非常に短いです。 ワタスゲ湿原を右方向に進む。今年は非常にクルマユリが多く最盛期に来たみたいだ。足元には黄色のオオバミゾホウズキが咲いている。ツマトリソウ・ゴゼンタチバナ・舞鶴草はいつもの事、モミジカラマツソウの多いのにも驚く。 |
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栂池ヒュッテ記念館 | |||||
オオヒョウタンボクCを発見した。「風穴」Pの方への分岐、左側にあった。葉の上に花が咲いている珍しい花である。はじめて見た。似ている、ハナイカダを思い出そうとしたが【ハナイカダ】の名前が出てこなくて教えてあげる事が出来なかった。 今日の人達に是非見ていただきい花はキヌガサソウ@である。予告だけはしておいた。 予告といえば、ロープウエイを待つ間に、係りの方が、『昨日より一気に花が咲き出しています。確認した所で77種です。ニッコウキスゲMがとっても綺麗ですよお。』と説明してくれた。あせる心を隠せなかった。 ←この木道左側はニッコウキスゲが満開である。『尾瀬よりは少ないなあ〜。』なんて声も聞こえてきました。そうですね。確かに尾瀬より少ないですね(^^) ここの湿原の良さで私達を楽しませてくれている。 |
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楠川へ向う木道右側 本日のメンバー | |||||
雪で地面を這うようになったダケカンバの根元にニッコウキスゲ・モミジカラマツEがある。ギンリョウソウを発見した。 ミヤマキンポウゲ(→)が見られるのは初めてかな?いや、いままで気ずかなかっただけかも知れない。キンポウゲと小蓮華岳を撮る。 あれ霧?? ちょっと水滴が落ちてきたよ。 白馬連山にかかっていた黒い霧が、あっという間に頭上に現れた。 楠川手前にて完全に雨と確認するようになった。トイレ前にて合羽を着る。雨の様子で展望湿原までは行かず、浮島湿原までとしようと決める。支度も整い出発。止みそうになったり、雨となったり、繰り返している内に、本格的な雨になった。 浮島湿原入口の大きな標識前にて、本日はここを一周して帰路につこうと再度話し合う。 |
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ミヤマキンポウゲの向こうに白馬連峰 小蓮華岳 | |||||
一周している間中も雨である。それもかなり強く。 【湿原は雨が似合う所】とは、よく聞くがやはり雨では無いほうがいいなと思ったのは、私だけではなさそう。 これだけ雨が降っているとカメラが出せません。合羽の合間から少し出して撮ってみるのですが、カメラが濡れたらと心配で思うように写真が撮れなかった。そのような気持ちを和ませてくれたのは、ニッコウキスゲです。 ワタスゲ湿原のニッコウキスゲとは違った賑わいがあり、雨にぬれたキスゲも良いものでした。 ヒオウギアヤメI、ここでも沢山咲いていた。木道にはみ出て咲いているので、どうしてもかさってしまう。 |
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浮島湿原O |
衣笠草 ピンク色@ | 衣笠草 白花A | 衣笠草 クリーム色B |
おおひょうたんぼくC | 車百合D | モミジ唐松草E |
オタカラコウF | エンレイソウの実G | 伊吹虎の尾H |
ヒオウギアヤメI | エゾシオガマJ | イワイチョウK |
イワショウブL | ニッコウキスゲM | オニシオガマN |
浮島湿原のニッコウキスゲ | 浮島湿原O | 浮島湿原のニッコウキスゲとアヤメ |
浮島湿原を一週して元の標識まで戻ってきた。オオシラビソノ木の下で雨宿りをしながらお茶にする。飴やチョコレートいただき小休止をした。昼食をとるのはビジターセンターに戻ってにしようと。 ここから来た道を帰ります。 道は雨が小川になってきていた。 「気をつけて下さい。」「石、木の根が滑ります。」と、声を掛け合い、細心の注意をしながら下山。 風穴近くには衣笠草があるはず…。 ありました♪ |
ここの衣笠草はクリーム色Bです。今日は3色の衣笠草を見ました。最初はピンク、次は白、そしてこのクリーム色です。 花・花・花の栂池は今年も期待を裏切る事無く、楽しませてくれました。 風穴の冷気を感じ、何度?と、覗くと3℃です。辺りは涼しかった。 あらっ! 雨も少しパラパラ位になりましたね |
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風 穴P PM12:10 | ||
起伏の激しい山の天気。『女心のよう』なんて、誰と無しに出た言葉でしたね 水芭蕉湿原を歩いていると、またパラパラ降ってきました。 湿原のひと隅にオオカサスゲがあった。『あれは、なんだ?』と聞かれたが、答えらなれないまま通り過ぎビジターセンターにて【栂池自然園の夏】(有料パンフレット)を見て確認をした。 ビジターセンター数メートル手前で、ゆっくり、ゆっくり歩くおばあちゃんにまた会う。そういえば行きに追い越したおばあちゃんであった。 一人である。 友達はすでに下山、後程、合流するという。 |
最初からその計画であったという。 年齢80歳 『今年 ここに来なかったら私には来年は無いので今を大切にしたい。』 身につまされる一言一言をじっくり聞いた。足には一反のさらしをまいて、保護して歩いているそうである。 栃木県からおいでで、私達とはお隣り同士でしたね 「お元気で♪」と声を交わし分かれた。 |
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ミヤマアキノキリンソウ | ||
栂池山荘にてやっと腰を下ろし休めた。PM12:20山荘内は無料休憩である。雨に打たれた多くの入山者が、食事やら弁当を広げている。私達もラーメンを注文して頂く事になった。持っていったおにぎりとラーメンが絶妙の組合せである。おいしい(^^) ゆっくり休憩してロープウエイ・ゴンドラリフトにて栂池高原駅へ。朝ゴンドラに乗ると同時に撮っていたただいた写真が出来ているという。写真を見たが誰も買わずに来た(^^) |
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姫川源流を案内する。バイカモが咲いていました。 そこから15分にて、美麻ぽかぽかランドにて汗を流す。 朝食をした東部湯の丸SAで夕食をとる。一杯話しても尽きる事の無いおしゃべり(^^)です。雨に降られたけれど良かった。山の空気がおいしかった。反省会ともつかないお話会は後を絶たない。 その後、群馬へ 花をいっぱい愛で、雨にもあい、山の天気を実体験。そして、無事自宅に戻れてよかった◎ |
PM16:15(入浴)17:50 |
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PM15:30 姫川源流のバイカモ | 美麻ぽかぽかランド |