長野県北八ヶ岳 双子山(ふたごやま)   2,224m 

     行 程
山行日 平成19年 9月 8日(土)
天 気    
全 員 5人
  ⇒高速道  → 一般道   …歩き
 AM6:10自宅集合出発→松井田IC⇒佐久IC7:29→44号線、142号線、152号線、40号線→
 大河原峠AM8:44 
 駐車場発AM9:10…(休憩)…双子山山頂9:50 10:00→原生林の中、石10:20…双子池ヒュッテ
 10:50 12:00…双子池雌池12:05 12:15…針葉樹…亀甲池12:59 13:06…天祥寺平手前
 沢13:36 13:41…草原休憩14:25 14:40…大河原ヒュッテPM14:50 
 
  歩数12,730      参考図書<クルマで出かける山歩き>     
 駐車場発PM15:15→コスモス街道 内山峠→荒船の湯16:5417:45→前橋で夕食→自宅到着後
 解散PM20:30

<ガイドブックより転写>

 久しぶりの山行は、どうもお天気が心配であった。
 6〜7日にかけて台風9号が群馬県を直撃した。
 8日に長野県北八ヶ岳双子山、もしくは高見石・白駒池の登山計画をしたものの決定出来ないでいた。前日(7日)の道路情報や山の被害状況等を確認してから決めようということになった。
 茅野市や各ヒュッテに連絡を取る。足元は少し悪いものの山道等は 被害はないそうだ。私が連絡を取る傍ら、一緒に山行予定の人への連絡は図鑑さんが快く引き受けてくれた。北八ヶ岳双子山に決定。
 8日は快晴、私達の久しぶりの山行を、お天気は見方をしてくれた。晴れ女の歩く花の図鑑さん、晴れ男(主人)が一緒なので絶対にお天気はです。
 40号線女神湖から大河原ヒュッテに向う道路は、何ヶ所か小さな土砂崩れがあった。走るのに影響があるような崩れでは無い。木の葉が沢山道路に落ちている所もあった。やはり台風の影響である。
 今日のメンバーは、歩く花の図鑑さん・キューちゃん・バレンタインさんそして私達で総勢5人。
AM9:10歩きだす。       
双子山山頂 熟女?4人 山頂の草紅葉
 ゆるやかな草原の道を歩き出す。双子山周辺の道は雨が降ると道が小川になるとガイドブックに書いてあった。まさに台風の翌々日なのでこの道も小川になっていた。(下 花の写真@B
 ヒュッテが小さくなる頃に蓼科山が顔を覗かせた。
 第1回目のを言ってしまった私。今日は何回 皆に嘘をついたのだろう。ごめんなさいm(__)m 天然な私に輪をかけて、H16.8.14登山の記憶が曖昧であった。
 蓼科山への道、将軍平手前の山を『蓼科山だよ』なんて、言ったのが始まりでした。

 3年前 この山で私はちょっとした怪我をする。その思い出の場所に、もう一度訪れる興奮が、そうさせたと弁解させてくださいな(^_^;) これは偽りの無い心です。

 私が仲良くしたその石はその場所にあった。アキノミヤマキリンソウが2輪咲いていた。思わず石
Aを【いいこ・いいこ】して、手を会わせた。
双子山のケルン 一番奥 雲のかかっている蓼科山
AM10:20
 原生林の中を進む。ぬかるんでいる事もなく、暑くもなく、涼しい爽やかな歩きである。まもなく例の石を通過、こんな場所でなぜ転んだのだろう。どういう状態で転んでそうなったかは鮮明に思い出された。これからも気を付けよう。
 慎重に原生林を下り、笹が見え出す頃に双子池ヒュッテの屋根が見えてきた。


A


双子池 雄池
AM10:50
 ヒュッテのご主人が窓から顔を出して歓迎してくれた。ご主人はその時とまったく変らず、くったくないお喋りに付き合ってくれた。
 台風の雨で雄池(←)の水位は、1m程上がっているそうだ。透明度も無くて今日は綺麗でないと言われたが、私達にはとっては綺麗な雄池です。
 この場所にて昼食にする。コーヒーを注文して、いただいた。帰りの道路も教えてもらう。『気をつけてゆっくり行きなさいよ』と、ヒュッテを送り出される。
 
双子池 雌池
 ここで第2回目の【】ついた。「あの山は北横岳で…。」←大岳でした。この後に3回の嘘を言ってしまった。もうこれ以上書きません。(^_^;)
 双子池 雌池の周りは幕営地である。長男が高校生の頃山岳部に席をおいた。当時の夏山は北八ケ岳から八ヶ岳を経て山梨に下る計画で4泊であった。その内の1泊がここの雌池である。息子は山行当日前に熱を出して参加していない。1/25,000の地図は今もある。マーカーで引かれたコースは私が見るとハードなコースである。山岳部の思い出は沢山楽しかったであろうに、私達と一度も山に入ったことが無い。いつか歩くときがあるのだろうか??
 今日の雌池は水が多く砂浜も見えない。写真の右辺りには砂浜があったはず。

苔の一種

タケシマラン


ゴゼンタチバナの実
            針葉樹の山道 
 木の精気を感じながら伝わってくる冷気、薄暗くさえ感じる中をわずかな光が差し込む。倒木や岩を覆い尽くす苔、汗をひとかきすると涼しい風が吹いてきた。苔山の山頂に出たようである。下り始めると笹が深い。『ヤブこぎをするかもね』と、ヒュッテのご主人にいわれたが、それ程でもない。亀甲池が見えだした。今日は水があります。
PM12:59 3年前の亀甲池には一滴の水も無かったのに今日の池は満タンの水で、岸辺の熊笹の道まで覆いかぶさっていた。台風の雨がどの位だったかが良く分った。さっき双子池で後から来た団体60名がここで昼食を取っていた。
 私達は先に行こうと、写真を撮って小休止後にすぐに出る。
 蓼科山を前に天祥寺平に向って草原の中を進む。マルバダケブキ・八ケ岳アザミを見る。トンボが飛んでいる。秋だな〜。

登山中に出会った花
マツムシソウ リンドウ@ 八ケ岳アザミ
マルバダケブキ ヤマハハコグサ ハナイカリ
ミヤマコゴメグサ ウツボグサ トリカブト(蓼科スカイラインにて)

 分岐、天祥寺平の手前に沢がある。そこで小休止、冷たい水で手を洗った。気持ちが良い。これからは緩い登りの草原を進む、太陽が一杯で意外と暑く休憩をすると後ろから団体さんの声がする。先に行かせようと次の休憩で端によると、その団体さんは、私達と一緒の場所で休憩になってしまった。60名の人数は行列が長い。近くの立ったままの方達と知らぬうちにお話をする事になった。県立望月少年自然の家主催の団体であった。
 休憩15分をとる。大分ゆっくり休んだ、大河原峠には10分後に到着した。朝は開店していなかった大河原ヒュッテが店を開けていた。 牛乳を飲む。ヤナギランがあった事を記憶していたので聞いてみると鹿が食べてしまったとのこと。イタドリも花先のほうを食べるという。
 そいうえば双子池ヒュッテのご主人もマルバダケブキ・蕗・もちろんヤナギランも食べてしまったと言っていた。夜になると3頭の鹿がやってくるそうだ。

小川になった山道
B

大河原ヒュッテに立つ標識
右 双子池2.3Km
左 将軍平2.4Km
   蓼科山3.2Km

大河原峠の駐車場
 今日の山に野路野路クラブリーダーをお誘いしたのだが、筋が痛いとのことで参加出来なかった。教え子の、花の図鑑さん・バレンタインさん・昨年からデビューしたキューちゃんと私達は、こうして楽しく元気に山を楽しんでいますよ〜♪
 変化にとんだこのコースは、秋の始まった山を充分に楽しませてもらった。ありがとう。
 
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