長野県北八ヶ岳 北横岳(きたよこだけ)   南峰2,472m 北峰2,480m 

     行 程
山行日 平成19年 9月 22日(土)
天 気  時々  
  ⇒高速道  → 一般道   …歩き
 AM6:15自宅出発→松井田IC⇒(朝食)⇒佐久IC7:49→44号線、142号線、40号線→
 すずらん峠、八子峰入口8:45→ピラタス蓼科ロープウエイAM8:54
 ロープウエイ山麓駅9:04〜山頂駅AM9:11
 坪庭発AM9:16…北横岳分岐9:28…原生林を抜けた所(休)10:02 10:08…三ツ岳分岐10:16…
 北横岳ヒュッテ10:22…北横岳南峰10:43…北横岳北峰10:5112:00…北横岳ヒュッテ12:10
 12:15…七ツ池12:20 12:26…北横岳ヒュッテ12:30…三ツ岳分岐12:35…坪庭分岐13:11
 (右回り)…山頂駅広場13:32
 ロープウエイ山頂駅14:00〜山麓駅PM14:07 
 
               歩数 10,920歩      参考図書<展望の山歩き>山と渓谷社     
 駐車場発PM14:27→麦草峠、白駒池駐車場15:04→八千穂高原→穂の香の湯16:2717:15
 →佐久IC17:45⇒松井田IC→自宅19:10

ピラタス蓼科ロープウエイ
山麓駅
自分の乗っている
ロープウエイの陰
坪庭
 今年の夏山は山頂を踏まない山ばかりのようであった。
山の頂に立ってみたい。≫ そのような思いが心の隅にあった。この週末の3連休は1日だけ時間がありそうである。
 
では、どこに行こうか?『尾瀬ケ原からアヤメ平に行こう。』と言う主人の言葉に賛成せず…。私は「北横岳に行きたい、登りたい。」の一点張り。 
<ガイドブックより転写>
 9月8日に北八ケ岳双子山・池めぐりをしたその時に、北横岳に惚れ込んでしまった。北横岳の山頂から双子山、蓼科山の稜線が見たい! 結局、主人が折れてくれて、登る事になった。

 ピラタス蓼科ロープウエイ山麓駅で仕度を整えて
ロープウエイに乗る。坪庭のある山頂駅までは7分である。
 AM9:16歩きだす。 天気も良い。溶岩台地の坪庭の遊歩道を進む、この遊歩道は一歩通行である。
 北には北横岳
@を望みながら坪庭の中程まで進むと分岐Aになる。      
北横岳@ 坪庭からの分岐A
 登山道へ入り、小さな沢筋Fに下ってから樹林の山腹をジグザグと登って行く。お天気も夏のジリジリした暑さは無く、汗は掻いてもへばる程でない。秋の始まった山を感じる植物を見学しながら(↓)登ると、いったんゆるんだ道に出る。
   前評判よりもずっと登りやすい山で気持ちが良いB(←)ここで小休止

 右手、樹間に縞枯山と坪庭が望める。
C
 上を見上げると青空Dがいっぱい。幸せ♪
 忙しい毎日の中で、ポッとあいた時間に山に登る。こんな幸せに「ありがとう」と呟く。 
C
D B
山で元気をもらい、また頑張ろう!♪
北横岳ヒュッテまでに見た花
シラタマノキ ヤマハハコ ミヤマアキノキリンソウ タデ ヤツガタケアザミ F
三ツ岳分岐AM10:16 ゴゼンタチバナの実 北横岳ヒュッテが前方に
 横岳から下ってきた、ご夫婦がリュックサックを整えて三ツ岳に向って入っていった。分岐標識の下には【この先、岩場で危険です。軽装での方は入らないで下さい。】と注意書きがある。
 お二人の手際の良い身支度に感動しながら、それと無しに見ていた。
北横岳ヒュッテAM10:22 E
 北横岳ヒュッテの庭にて突然飛び込んだ光景が何とも和やかな光景だ。少年と言うには年齢が浅い男の子。後で話をしてわかったのだが、4歳という。その母と思しき女性は余りにも美しかった。4歳の男児にはお兄ちゃんがいた。バンダナの売り場で母親らしき女性に『おばあさんだからこの色にしなさい。』『あらー!♪ 素敵な色じゃないこれは若いお姉さん色だよ。』『おばあさんだよ』
 結局子供たちのママでなくて、どうやらママの妹でおさんであった。この男の子は、小さい時から山につれて来てもらっているので歩けるのだそうだ。「素晴らしい!!」の声が、出てしまった。
 そう、この北横岳には背負子に乗った子供連れさんEに、2組も会った。
        
北横岳南峰 AM10:43 北横岳北峰 AM10:51 北横岳北峰に立つ標識
北横岳北峰からの蓼科山    将軍平         大河原峠         双子山
 
双子山全景



午  後







 北横岳ヒュッテに戻り、さらに下山。
 トントンと来た道を戻る。登る時よりも大分雲が多くなってきた。坪庭分岐に着く。PM13:11 坪庭より北横岳南斜面の縞枯状を見る。
 <縞枯れについて>
 資料より:南隣に隣接する縞枯山とともに、大規模な縞枯現象が見られることでも知られている。これはモミ属のシラビソ・オオシラビソが一斉に立ち枯れ、その跡に稚樹が一斉に成長して、またある年月で一斉に立ち枯れるというサイクルを繰り返すため、その立ち枯れが標高に沿って帯状に見え、なおかつ、その帯が年々わずかずつ移動していく現象である。
 山頂でゆっくり過ごし、下山。
北横岳ヒュッテ前から七つ池に向う。下りこんで2分で到着 AM12:20

 ひっそりとたたずむ七ツ池 水面はさざ波があるものの針葉樹を映すその姿は美しい。
 言葉はいらない。
 双子山の雄池・雌池、亀甲池とは水の色が違う。
 単に【北八ツ岳がいい】という事が理解出きるような景色である。池のたたずまいからも察することが出来る。
山頂駅広場で見た花
ハクサンフウロ ハナイカリ ニガナ
 下山して、坪庭を右回りに見学した。一方通行なのでこの道を行く。

 平成10年に家族旅行でここに来た。成人した子供達と全員で出かけたのは、この時の旅行が最後だったのかな?
 皆が、それぞれの道を進んでいる。山頂へ続く一本の道のように、健康でたくましく進んで欲しい。

 あの時に泊まった渋温泉に寄ってみようかな〜とも思う。
 ロープウェイを待つ間に【コケモモアイス】を食べる。淡いピンク色のアイスが美味しかった。
  
 
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