群馬県 太田金山 235.8m  

山行日 平成20年 1月20日
天 気 午前 午後  
   →一般道   ⇒高速  …歩き
自宅発AM8:10→駒寄PA⇒伊勢崎IC→国道2号→呑龍様(大光院)→
金山ドライブウェー展望駐車場AM9:18
駐車場AM9:39…金山城跡…山頂…新田神社…子どもの国…北面コース…駐車場AM11:44
駐車場AM11:56→大光院 参拝PM12:13→太田の焼きそば→伊勢崎IC⇒駒寄PA→自宅PM14:30

 金山は太田市街地北にあり、山頂には新田義貞を祀る新田神社がある。標高こそ低いが関東平野から日光、赤城、上信越、西上州、秩父が望める。標高1000mの展望が得られる。
 山頂までのハイキングコースは西山、北山、東山コースとあり家族連れ、市民のいこいの場として親しまれている。

   参考図書:【野山を歩く100コース】上毛新聞社、 【群馬県の山】山と渓谷社
 2月は、孫(2人目)の誕生で、大忙しになりそうである。きっと山へ行く事は出来ないだろう。では今の内に歩こうということになった。
 野山を歩くことと、合わせて孫の発育を願い、生まれてくる孫の安産祈願を願うには太田金山が良い。そして子育て呑龍様「大光院」の参拝である。

 

 朝の駐車場は気温2℃ 
 曇の予報が 無風
 寒いが歩くには丁度良い気温

 靴を履き替えていると【金山保存会】と名前の入ったお揃いのベストを着たボランティアの方が隣の車から降りてきた。これから私達が歩こうとしている金山と城跡公園の見どころを教えてもらう。
今日は群馬県と栃木県から300人の団体が金山に入るという話も聞いた。これは急いで出発しないと…
  
 車道に沿って150mほど下ると東屋である。ここから尾根伝いに登る。左眼下に「ぐんまこどもの国」が見える。桜の咲く頃になったら孫を連れて遊びにこよう。遊園地とは違った自然の遊具が見える。今日は下見がてら見物をしよう。
 それにしても体が重い。12月から正月にかけて歩きらしい歩きをしていないので、すっかり体が硬くなっている。
 駐車場から尾根道に出るのに1段が高い階段を7段程登った。いやはや、何かにつかまりたくなるようなヨタヨタで登った。
 
 
 歩き始めて数分、金山城跡の史跡が目立つ。
 塹壕跡や堀切など、その場所場所には案内標識があり良くわかる。
 歴史に、うとい私は斜め読みをしてシャッターを切ってハイおわり。しかし興味深々に読み、見学する睦夫さんからは歴史の説明がある。『的の軍が攻めてきた時は、ここでこうやってここを通る。そして…。』
 ふむふむ、うなずく私の目は、木立の間から見えた銀色の太田市内である。きれい〜。
 はい!次へ!と、私(^^)  物見台に直進!
なんと素晴らしい景色、360度の大展望である。榛名山と赤城山から広がる関東平野の見晴らしが雄大である。上毛三山が見える場所と言うが、こんなに良く見えるのは余り無いのではないかと思える程の景色であった。
                          馬場通路AM9:54
      榛名山     白く 白根山 赤城山
物見台からの展望 (西から北、東)  浅間・白根・榛名・赤城山そして関東平野 AM10:00
           
 呑龍様には子供の頃に来た事があるが記憶は薄れていた。『そういえば子供の頃ザリガニを捕ったことがあるなあ〜。』と陸夫
 このような城跡公園があり豊かな自然が残り、多くの市民に親しまれていることを知らなかった。足慣しの山には充分すぎる程である。
 いいなあ〜。群馬って本当にいいなあ〜。

 歴史をかみしめながら歩く。。とても爽やかだ。
AM10:06 大手虎口、南曲輪 城の水瓶、月ノ池
 まもなく山頂の本丸跡地へとたどり着いた。 ボランティアの方に再び出会う。城の説明をしてもらう。 
↓ 『当時の石垣が残っていますよ。鉛の小片から下は当時のものですよ』
 教えてもらわなければ通り過ぎてしまう。
大手虎口
 日ノ池に着くと、賑やかな声が聞こえてきた。第一陣の団体さんがどうやら着いたらしい。赤いお揃いのウインドブレーカーを羽織った、地元ハイキングクラブの人達である。
大手通路 日ノ池

山頂広場に堂々と立つ木 柵の向こうは太田市 AM10:16
 広場には金山城跡模型や石碑、東屋、中島氏の銅像などがある。ここでも大展望である。
 肉眼で見えた太田市内からの山並みは写真になるとはっきりしない。

 新田神社に向う。石段の途中に樹齢700年という欅が迎えてくれた。「お・お・き〜い」

 上毛かるた【れ】歴史に名高い 新田義貞
山頂の新田神社 AM10:29 山頂手前の大ケヤキ AM10:25
 
 新田神社からは「ぐんまこどもの国」へ向う。赤鳥居の前の石段を降りて竹林を通る「矢竹の群生地」である。戦いの時に弓矢の矢に使った軍用植物であったそうだ。
 キーンと伸びる竹は清々しく気持ちが良い。やっとここから山道らしくなった。「北城ツツジ園」と「長石」の分岐を過ぎこどもの国へと進む。前面にぽっこりお山がある。根本山と標識があった。右を巻くように進む。
 あっという間に「こどもの国」サマーボスレイ山頂駅に着く。
 山頂駅にある上毛三山が見渡せる東屋にて休憩する。
 お茶の温かさが喉にしみる。やはり、今日は寒い。お天気予報どおりでさむい。防寒着を脱ぐことなく歩いているのも気温が低い為である。
 山頂駅からアスファルトのくねくね道を下る。「こどもの国」に着いた。さっと見渡しながら遊具などを見るが、3歳の孫にはちょっと早いかなと思われるものがいくつかあった。
パノラマチェア山頂駅 AM10:25 展望への登り口
 山頂駅とこどもの国を結ぶパノラマチェアは、土・日と祭日、学校がお休みの時しか動いていない。山頂駅から下った時、ちょっと乗ってみたかった。睦夫さんに言うと『今日は歩く為に来たのにそんな乗り物に乗ったら意図が違う。』と言われてがっかりした。ボブスレイで下るのも面白かったかな…。…あ・ぁ 残念!
 さて、ここからは展望駐車場に向けて登りである。山道に入ると直ぐに霜柱を見つけた。赤い実は何の実だろう。
 やや熱くなりかけて防寒着を1枚脱ぐ。体が軽くなったようだ。しばらくしてもう1枚脱ぎ、この辺りでやっと山登りの体調を呼び戻した。歩くって良いことなんだあ〜。今更思うのも変である。
 額に汗した頃に展望駐車場についた
今日の歩行時間は約2時間でした。

駐車場には、ボランティアの方の車が止まっていた。一言お礼の言葉を書いて、ワイパーに挟んで出発した。
呑龍様をお参りする為に山門駐車場へと向う。
上毛かるた【お】太田金山 子育て呑龍(おおたかなやま こそだてどんりゅう  

「なむなむ…」とじっくりお参りをする。

おみくじって引かないのだが、引いてみた。水沢観音と同じような内容のおみくじであった。
ということは、今年の運勢はそうなのかもしれない。【当たるも八卦 当たらぬも八卦】
枝垂れ桜の柵にくくりつけて呑龍様を後にする。

太田市は焼きそばが名物、店がどこにあるかも分らず本町辺りをぐるぐる回り見つけて入る。
結構混んでいる店であった。「並」を注文したのだが太麺の大盛り、食べきれない。

城跡の見学、山の展望、公園見学、祈願
そして満腹

楽しい充実した一日でした。


          
   
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