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”かんぽの宿皆生”の朝食時間は7時が一番早い。その時間に合わせて身支度を済ませて出発をする。登り口に近い駐車場に50台程止められるが、着くと数秒違いで満車になり止めることが出来ない。モンベル大山支店駐車場や隣の民宿の駐車場が空いている。”当たって砕けろ”の精神で聞くこと2件目にて止めさせてもらうことが出来た。 |
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夏山登山口 |
いよいよ登山道へ |
芽吹いたぶなの林の中① |
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スミレ |
オオカメノキ |
イワカガミ |
雪笹 |
カタバミの花のよう? |
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右に阿弥陀堂が見える手前で登山ポストがある。記入して入山。
5月1日の登山情報では登山者が増えてきているとあったが、今日は数珠繋ぎ状態①が発生している。5~6歳位の子も歩いている。心の中で<あっ!これなら私達でも大丈夫 ホッ!>
天気予報は曇り、午後からは40%の確立で雨とあった。【行ける所までで無理をしない】が、今日の約束であった。 |
眺望良好休憩所② |
「人」字に似ているぶな |
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やっと一合目を過ぎた。歩き出しの30分がきつい。二合目、三合目②と黙々と登る。汗が、タクタクと落ちる。この頃にはペース配分も出来て快調な歩きになった。四合目へと登るが暑い!既に汗をびっしょりかいている。私達だけかと思うと、皆も暑い暑いといいながら登っている。バンダナを巻く事にした。これでは夏山状態です。傾斜は一合目辺りから既にきつくなり、三号目で苦しく、四合目では胸を突くような土留めの階段③を登る事になる。五合目に到着。この頃には樹幹越しに遠望がきくようになる。 |
タムシバ越しに遠望 |
ぶなの根が出ています |
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五合目にて元谷からの行者コースと合流する。祠があるので手を合わせ今日の無事を願った。ひとしきり登ると展望のきく六合目④になる。展望台からの大山の雄姿は素晴らしい。北面の荒涼とした景色は言葉を失う。切れ落ちた元谷への斜面と砂すべり、それが終わる頃から大山寺辺りの森、スキー場、大山町から皆生温泉、美保之関方面の弓ヶ浜と眺望は絶景である。
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四合目から五合目③ |
六合目非難小屋④ |
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大山の北面④ 尾根とヤマヤナギ |
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六合目でゆっくり休憩した。さあ!出かけましょう!七合目を目指して!八合目からは比較的平坦地の木道です。後 少し登りましょう!
残雪⑤が登場しました。既に雪解けが進みシャーベット状です。気をつけて歩けば大丈夫です。ここからは蛇籠⑥の階段、結構急斜面です。等高線も一番きついところである。振り返れば⑦↓のような景色が後押しをしてくれていた。背後の景色でも徐々に高度を上げているのがわかる。 |
登山道をふさぐ残雪⑤ |
蛇籠⑥ |
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1500m地点の眺望⑦ |
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七合目⑧に来ました。標柱の向こうに斜面を登って行く人達の赤や黄色の列が見える。「あれを登るの!」「よっしゃ!行こう!」自分に檄を飛ばして。。。その先には、台地上の八合目が待っている。
ダイセンヒョウタンボクが咲いていると大山町公式観光サイトで言っていた。。。探さなくては。。。ね |
七合目⑧ |
八合目~九合目へ |
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七合目⑧からの急登を一歩一歩登り、八号目に到着する。辺りは開けダイセンキャラボク⑨が一面に広がりその先の遠望が目を奪う。ゆったりと見渡し堪能する。
八合目になった途端に風が強い。先程までは汗をかいていたのが冷たく感じる。あわてて一枚羽織る。風をよけて木の陰で体調を整える。 |
八合目よりの俯瞰⑨⑩ |
山頂への木道⑩ |
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九合目へと向かう。ここは約8haに広がるキャラボク純林⑩です。日本最大の群落という。国の天然記念物に指定され、鳥取県の木にも指定されている。
大山頂上手前にソーラーパネルが乗った山頂小屋⑪がある。帰りに寄る事にして山頂の弥山(みせん)へと向かう。傾斜のある木道も結構きつい。今までの急登に比べればなんとも無いと思えるのだが、いやはやである。 |
山頂小屋⑪ |
大山山頂の弥山へ⑨ |
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大山主峰(弥山)は1,709m 東方に伸びて剣ヶ峰、天狗ヶ峰、槍ヶ峰、三鈷峰と屹立して美しい稜線を描いている。
やっと、頂上⑫に到着した。やったー!
山頂はくつろぐ人達でいっぱいである。記念写真も順番で撮りました。達成感の顔は良い(^_^)でしたが、お見せできないのが残念です。
この木道の広場は風が抜ける所、抜けない所があります。風の無い場所にて宿泊先で作ってもらったお弁当を食べました。 |
方位版 |
山頂⑫ |
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方位版では四国の剣山が見えるとありましたが、今日は霞んでいて見えません。一昨年登った山を見たかった。下山に向けて出発をする。頂上小屋⑪にてトイレを借りる。水洗トイレであった。通常何処の山小屋でも使用料を払うのだがここは無い。隣の人と思わず話してしまったがその方も『ほんとですね。』という。小さな売店で聞こうと思ったが忙しそうであるので止める。小屋の中は、風をよけて昼食をする人が沢山いた。記録を作成しながら資料をみて分かったことであるが、山頂小屋のソーラーはトイレ浄化の発電と知る。 |
山頂の霧⑭ |
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下山は登ってきた道を下る。急登だっただけに注意を払い下りよう。八合目で見たダイセンヒョウタンボク⑬の写真を撮っていないので探すが見つけられない。登る時と下りる時の視線が違う。七合目に近いところで見つけてカメラに収めた。六合目までは、淡々と下りて。小休止をする。ここまでは、お天気には恵まれ曇り時々晴れでした。大山に霧⑭がかかってきた。 |
ダイセンヒョウタンボク⑬ |
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あの霧⑭が下りてこないうちにと歩き出す。五合目からぶな林が始まる頃にポツ・ポツと雨が落ちてきた。雨支度をしているうちに大粒の雨が降る。この時期にしては変な雨である。と、雷が1回鳴る。おっと!そうだったのか~。前後で歩く子供達も合羽を着ている。2回目の雷が鳴った。今年初めての雷である。強くなりそうな気配は無い。登山口まで、ぱらぱら雨のお付き合いであった。
←駐車場の車が横一列に白い線 |
佐蛇川にかかる大山寺橋からの大山 |
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山頂で写真を撮ってもらったご夫婦が阿弥陀堂入り口のベンチで休憩していた。しばらくの間、話しに花が咲く、四国の方であった。【弱足隊】と自称するがどうしてどうして、強い。私達の【ひよこ隊】と意気投合する。「お元気で」と分かれた。
NHK実施「日本の名峰人気ランキング」第3位(富士山→槍ヶ岳→大山)の山に登れた喜びはひとしおである。
30数年前この地方に新婚旅行に訪れた。その場所をたどる旅行途中に登山が出来たことは大きな喜びであった。 |