岐阜県高山市   西穂山荘   2,385m         

     

平成 21年7月25日 (土)
天 気   
メンバー    のろのろ風風
  → 一般道    …歩き
  自宅発AM5:06→駒寄PA⇒更埴JC 6:27⇒松本IC 6:55¥1,000→R158号風穴の里
  道の駅→R471号→県道475号→鍋平高原駅駐車場 8:15 新穂高ロープウエイしらかば平駅
   8:38西穂高口駅8:45 
  西穂高口駅発AM9:17…千石平園地…登山口…西穂山荘と新穂高温泉分岐先
  9:48 10:05…休10:40 10:45…西穂山荘11:02 西穂ラーメン
  
 
  西穂山荘PM12:15…休13:27 13:33…西穂山荘と新穂高温泉分岐より駅より 休…登山届出所
  13:43 13:55…西穂高口駅14:00
  
                                         歩行数11,660歩
  西穂高口駅展望台 アルプホルーン演奏見学と体験14:03 14:15
  西穂高口駅発14:24しらかば平駅14:31 
  駐車場15:00→15:10新穂高温泉 ひがくの湯16:05→R158号風穴の里 道の駅
  17:04 17:30→松本IC18:00⇒更埴JC18:30⇒横川SA19:17 19:30⇒松井田妙義IC19:37
  ¥1,000→自宅20:30

 7月の山は計画するとお天気が良くない。梅雨は明けたのに、太平洋高気圧、低気圧、大陸の寒気との関係で本州に低気圧が停滞している。この一週間は山陰地方に猛烈な降雨で大きな被害も出ている。通年と違う気圧配置という。「にんじん雲」の影響と言うそうである。私も耳慣れない雲の名前に驚いている。
 
 今日もお天気は見方せず雨であった。土日山行の私達は、てるてる坊主を吊り下げたい心境に他ならない。我隊長「もう 晴れ男のジンクスは返上だぁ~!」と言うことひとしきり。
新穂高ロープウエイ
西穂高口駅

 25日(土)は曇りの予報であった。 しかし、悪天候を予測して
 1案 西穂独標 手前、丸山までの登山予定。
 2案 最初から雨であったらアルプホルーンの演奏を聴いて温泉に入る。
という計画で出掛ける。
 その雨ですが、ロープウエイ西穂高口駅までは降っていなかった。歩き始めようとするといきなり降ってきました。 雨の状態をみて【行ける所まで登って引き返す、行けたら西穂山荘まで】と決める。
千石平園地 木道 キヌガサソウ

 西穂高駅口にて雨仕度をして出発をする。
 千石平園地の遊歩道を歩いていると、キヌガサソウが目に入る。カメラは駄目としっかりしまったのだが出して1枚撮る。西穂高岳登山届出所登山口に着く頃には、ザンザコと振ってきた。とりあえず中にて様子を見たが出発する。
 こうなると写真を撮ることもせず、お喋りをしながら登るだけです。どんどんと歩き結構早い。
登山口 ギンリョウソウ

 いつも私達はガイドブックの1.3倍が必要な足の持ち主ですが、今日は違いました。撮りたい花の写真も休憩した時に回りに咲いていた花と、霧が晴れて景色が眺められた時だけです。こんな状態の悪い日にガイドブックと同じタイムで歩けた。今までは花撮影がロスタイムでした。
 花を愛で写真を撮りながら 【のんびり歩く】がポリシーの登山なので、早く歩けるのが良いのか?どちらなんでしょう? やはり、のんびり歩く方が【のろのろ風風隊】ですね。
ジンヨウイチヤクソウ(?)

ゴゼンタチバナ小花 オガラバナ マイズルソウ ゴゼンタチバナ大花 カニコウモリ

  雨は、降ったり止んだり。オオシラビソやコメツガの樹林帯を登る。結構 沢山の人が登っている。追い越したり、抜かされたりしているうちに、男性6人のパーティが追い越していった。1人が、『おや!さっきは。。。』 針葉樹の下で休憩が一緒でした。「ウサギと亀の物語のようですね」(^_^) などと言葉を交わす。山荘手前標高差100mは、結構きつい登りです。雨で登山道は濡れているし、大きな石、根っこがあります。 

←霧がはれて新穂高温泉が谷底に見える
針葉樹林の登山道

 雨も上がり登ることしばらく、樹林から抜けて左に回りこむ稜線上に出ると、山荘の屋根がちょっと見えた。おおー!着いた!
 山荘のデッキに着いたら霧がはれて、一時青い空が出る。あわてて回りの景色を撮る。厚い霧の間から覗く山の同定に夢中。高山植物の花を撮る。おお。。。。 忙しい!
隊長 『やっぱり 晴れ男だよ。』と言う。
西穂山荘と
ナナアカマドの白花
西穂山荘 前庭 西穂ラーメン

山荘のまわりで咲いていた花
クルマユリ カラマツソウ オオバミゾホウズキ ハクサンフウロ(隊長撮影) サンカヨウの実
ミヤマキンバイ ヤマハハコ オタカラコウ トリカブト

  西穂山荘からの眺め

←オタカラコウの丘
        
霞沢岳→
山荘デッキから正面
 休憩していたデッキから立ち上がって来られた方がいました。『さっき、ロープウエイで一緒でしたよね。どうされたかなと思っていました。』と声を掛けられた。岐阜県大垣市から来られたご夫婦でした。『群馬からですか!?』と驚かれた様子であった。高速距離換算したなら私達とまったく同じで、『同じですね~。』と微笑みあう。『丸山まで登りますか?』  私達も当初はそのつもりだった事、今日はここでやめる事などを話て一時を過ごした。話ながらトリカブトが咲いていることを教えてもらう。
 西穂ラーメンが有名と言うので山荘の中にて注文して食べる。う~ん、高山ラーメンですね(^_^)

 丸山方面は、霧が巻いたり霧がさぁっと晴れたりと忙しい。
 ゆっくり休憩と昼食をとったので下山を始める。またまた雨が降ってきた。忙しい天気です。往路の時、休憩した場所まで来た。すると西穂の稜線がはっきり見えた。
 若人のパーティが登って来た。今夜は西穂山荘泊まりという。「山荘ですよ。」『おお!山荘がみえるぞ!意外と近いじゃん!』と。思わず「お若いですね(^_^)」と言ってしまった。
 西穂山荘から左手、丸山・西穂独標が見えた。登る人が ち・い・さ・く 動く姿まで確認できた。
                     木の陰に西穂独標    丸山          ↑西穂山荘

 雨が上がっての下山道は稜線を見渡す楽しみがあった。
 その中、家族6人とすれ違う。幼稚園生らしき子供を先頭に小学生低学年、高学年の兄弟と、パパに背をわれた女児がいる。寝ている。「山荘どまりですか?」と聞くと、『いいえ 往復ですよ。』と。頑張っている男の子3人とご両親の柔和なお顔が清々しかった。親子に「素晴らしいですね~。頑張ってね。」と声を掛けてしまいました(^_^)
 西穂山荘までのこの道はこんなに登り下りがあったかな?と思ったところで、木道になり、登り口の西穂高岳登山届出所に着いた。
西穂高岳登山届出所 ニッコウキスゲ

 アルプホルーン午後の演奏時間は2時である。千石平園地に入るころから音が聞こえている。演奏時間に間に合って下山できた。
 泥の靴を洗い、清水で喉を潤し急いで展望台のある4階にいく。
 
 アルプホルーンの体験をさせてくれると言うので、「は~い」と手を上げて教えてもらう。フーッ!と吹いたのでは音は出ないそう。教えていただいたとおりに吹くと、鳴りました。わおー!♪ やったー!♪
西穂高口駅展望台 アルプホルーン体験

 ほとんどが雨であったけれど山登りを楽しんで、高山植物を見て、雄大な霞沢岳を目の当りにして、人との出会いを喜び、良い一日でした。アルプホルーンの体験まで出来て、これ以上無い。
 新穂高温泉にて汗を流していると、今度は名古屋市から来たご夫婦と話が弾んだ。入浴中に群馬の岩櫃城跡や太田金山城址・高崎城跡・前橋城址の話をしたそうだ。

 車にて帰路に着いたところ新島々駅前から虹が出ていた。そうそう さっき雷が鳴っていました。
この虹には「また、いらっしゃい♪」と言われたようです。
虹が出る






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