H21年 9月19日(土)  出発
    9月20日(日)  下北半島
   9月21日(月)  津軽半島
    9月22日(火)  八甲田山 
 (天候不良にて断念)
 黒石市
 帰路
     9月23日(水)  (登山をしていれば
 帰路予定日)
下北半島・津軽半島の旅
青森県
 ゴールデンウィークに準じてこの休みはシルバーウイークというそうである。今回もNEXCO東日本/中日本/西日本が管理する高速道路において、ETC 休日特別割引(H21.3.28実施)が適用されていることの恩恵を受けて、ちょっと遠出をする事にした。「¥1,000で走れる。」これは、魅力的なことです。

第1日目 
  9月19日
 
 自宅発PM12:40→関越j自動車 渋川伊香保IC12:45⇒新潟県 新潟中央JC14:59⇒磐越自動車道 郡山JC
 16:38⇒二本松IC16:50¥1,000】国見ICまで渋滞 一般道へ→(国道4号)→国見IC18:43⇒長者原SA19:55
 (夕食)20:50⇒北上JC 21:34⇒岩手県安代JC 22:28⇒岩手県 折爪SA 22:55(泊)
                                                走行距離 715km
  表示: ⇒高速・有料道  → 一般道 

第2日目 
  9月20日


 
 岩手県折爪SA AM7:35⇒青森県 第二みちのく道路三沢IC終点¥1,000+200】8:07→小川原湖 8:27玉代・
 勝世姫像@ 8:32→むつはまなすライン→むつ下北観光物産館A10:12 10:30→恐山B10:46 12:24→釜臥山
 展望台D12:40 13:00
                                     

 むつ下北観光物産館13:25→海峡食堂 善14:10(食事)14:40→尻屋崎E14:50 15:30→海峡いさり火公園G
 16:22 16:35→大間崎H17:03 17:30→民宿北の宿17:40(泊)
                                                     走行距離 276km

 連休に、さてさて何処に行こうか計画が始まった。東北には何度も出かけているものの下北半島には行ったことが無いのでここはすぐに決まる。山にも一つ登る事。意外に早く八甲田山と決まる。
 八甲田山は昨年登ったが、大岳に足を踏み入れることが出来ずにいた。上毛無岱からの俯瞰はもう一度体験したかった。素晴らしい何とも美しい紅葉で上毛無岱から引き下がるのがいやであった。このシルバーウイークの紅葉は少し早いようだが始まっているので登山予定とした。
 しかしながら登山予定した日は、幾日たっても「曇り」であった。
 山の用意と観光の仕度を準備して出発。高速道路は、激しい混雑が予想されているので、関越自動車道から磐越自動車道へ往路を取る。難所の東北自動車道はスルーしたいのであるが無理のようであった。
安達太良本峰
   案の定、福島県二本松ICから国見ICまで断続渋滞と、ナビと電光掲示板にある。一般道を走る事にした。ご褒美は安達太良山の夕焼けでした。国見ICから東北道へ戻る。岩手県折爪SAまで行く。
 既に到着した時にはSAは満車に近い。止めるところを確保してから車中泊の準備をする。夜風が関東より5℃前後低いようだ。半袖では肌寒かった。
 20日気持ちよく目覚める。
小川原湖の玉代・勝世姫像@を見学。むつはまなすラインを北上する。よこはま道の駅で陸奥湾越しに、釜臥山と恐山の稜線が望めた。長袖をはおり外に出て、風に吹かれて深呼吸をする。今日は良い天気です。ピーカンです。
 下北物産館「むつかさまい館・まさかりプラザ」Aにて、予定している観光場所のパンフレットをいただく。
玉代・勝世姫像@ 下北観光物産館A


恐    山B
宇曽利山湖 三途の川 恐山 山門 山門(睦夫写真) 霊泉 女湯・男湯
 

 比叡山・高野山とともに、日本の三大霊場のひとつに数えられる恐山。「人は死ねば、お山(恐山)さにいぐ」下北の人々はそう言いこの山に深い祈りを捧げてきた。「この世」にいながら「あの世」に近づける場所である。<下北旅ガイドより>
 恐い山のイメージがありながらこの場所に訪れるてみると、この秋晴れの今日は、何処にもそんな面影は無く観光地化した恐山でした。
 真っ青な空と澄んだ空気、湿度も無く爽やかである。そして、暑いです。長袖を着ているので日焼け止めに丁度良い。
 霊界と俗界を隔てる三途の川にかかるのは、朱塗りの太鼓橋。罪人はここが針の山に見えて渡ることが出来ないといわれる。<下北旅ガイドより>
 恐山から宇曽利山湖・大尽山(おおづくしやま)   ↑極楽浜 ↓極楽浜を見る地蔵様
 すんなりと渡る私達や多くの観光客は皆が善人ですね。さすがに標柱と一緒に写真を撮るのをためらった私でしたが、混雑で順番にて写真の撮りっこです。境内に足を踏み入れると、左に「イタコくち寄せ」の道場がある。
 イタコくち寄せ:「恐山大祭」7月20〜24日、「恐山秋詣り」体育の日最終日の土日月に亡き肉親や友の言葉を求める。
 山門を潜って左右に霊泉の男女湯と宿泊者用の湯がある。地蔵堂左から荒涼とした岩場と立ち込める硫黄臭の中を進むと風車の回る大師堂がある。石を積み手を合わせて進む。無間地獄・血の池地獄などあらゆる名のついた地獄や賽の河原をめぐり宇曽利山湖Cの白い浜辺は極楽浄土。極楽浜である。
 エメラルドグリーンの湖は場所によって色が違う。綺麗な湖である。水温は温かい。熱い温泉が地獄の口から吹き出て、湖畔に流れ込み温いのだと思った。強酸性の湖にはウグイが生息しているという。
五智山 山頂の如来 宇曽利山湖Cと極楽浜 大尽山(おおづくしやま)
 順路に従って、再び荒涼とした中に進み、ナナカマドの紅葉したところでは「マムシ出没」などと言う立て札があった。小さい丘、五智山↑に登り展望を得る。これから行こうとしている釜臥山を含む大尽山・小尽山が稜線をなしている。
 素晴らしい天気の中に歩けた恐山は、恐いイメージは無く、足慣らしに丁度良い、楽しい御山であった。


釜臥山
 恐山を見学後に下北半島最高峰、標高879mの釜臥山Dに行く。ここは車で山頂まで行ける。新しい展望台が建設中である。
 展望台屋上Dからは360度のパノラマです。恐山の宇曽利山湖や反対側には北海道まで見渡せる。随分と北まで来たものだなあ〜と思った。
 夜景が美しくむつ市の灯りが、アゲハチョウのようであるそうだ。「日本夜景遺産」に選定されたとのことである。
 そろそろお昼ご飯をと思った。恐山では1件の食事処は満席でした。それでは釜臥山でと思うが無い。
釜臥山展望台からむつ市 展望台D  

 尻屋崎Eに向かう途中にある、さっきの観光物産館に、下北郷土料理「帆立の味噌貝焼き」があったので立ち寄るが、「売り切れの為閉店」の札であった。食事にありつけないとイライラが頭をもたげてくる。とりあえず尻屋岬に向かう。SAで買ったパンがあるので1個づつ食べる。すると尻屋崎に向かう6号線、野牛浜に海鮮食事処「善」があった。むつ市で食べたかった帆立味噌貝焼きがある。ちょっと遅めの昼食をとる。窓辺からは海、地平線の彼方に北海道が見え絶景を眺めながらの食事となった。大満足! 
 この店で芸能人の榎木孝明が食事をしたようである。色紙があった。
風に吹かれて海の回廊ぐるり旅の最初は尻屋崎Eです。本州最北東端に位置し、その突端には東北最古の洋式灯台が立っている。周辺には寒立馬(かんだてめ)Fが草を食む草原が広がる。馬、寒立馬が見当たりません。
 岬と灯台を見学しても、まだ寒立馬(かんだてめ)がいません。売店に訪ねる。『サーファーのいる海岸にいるそうですよ。』と教えていただいた。そこはさっき車で、探しながら走ってきた所です。もう一度、車にて移動する。
 いました!! 
尻屋岬E  灯台

 尻屋崎に入った時に車のゲートがありました。ここは寒立馬(かんだてめ)の生息地です。その中に人が入っているのですね。7頭の馬とたわむれたひとときは、のんびりと時間が止まった。足の太い馬、雪の吹きすさぶ中、寒さや風雪に耐え、粗食に耐え、持久力に富む農用馬として重用されてきたが、今はこの岬にて観光客を楽しませてくれている。草を食む姿は、まるで草刈機で刈ったようだ。我家の庭に一頭いたらなあ〜。馬鹿な事を思う私でした。
 
 寒立馬(かんだてめ)F

海峡いさりび公園G
 下風呂魚港の一部を埋め立てて造られた公園の中には、珍しい人工中海があり、干潮の潮位差を利用して海水を循環させている。
「二見岩」がある。海上安全と大魚を願う恵比寿様が祀られている。
 井上靖の碑、同志社大学創設立者 新島襄の記念寄港碑がある。
 群馬県の「上毛かるた」、「へ」 平和の使い新島襄という一枚がある。安中藩(群馬)の江戸屋敷に生まれ、江戸から函館に航海中立ち寄ったと記されている。米国で10年の苦学後、大学設立。
海峡いさりび公園G 新島襄の碑
 群馬県安中市にある新島学園は1947年3月、キリスト教精神に基づき設立されている。群馬の誇る人である。
群馬に縁ある人の碑を見学したかった。
 園内は満潮であった。飛び石で遊ぶ子らは足を濡らしていた。「ウニ」を見つけて採った子供からは笑みがあった。

大間崎
 大間のマグロは世界一。200kgを超えるマグロは1千万円を越すこともあるそうだ。「海の宝石」の代名詞がある。町民の約半分が漁師という大間、旅行計画の段階から「大間でマグロを食す」でありました。
 到着時間は夕日がしずむ時間の予定です。ちょっとツア-コンダクタ-が板についてきた私^^;
希望通りに配分してくださった運転手の旦那様に感謝です。
大間崎H
 この岬からは北海道、津軽半島から本州が見えます。北海道函館市汐首岬には17.5kmと近い。「ここ本州最北端の地」の碑の前で写真を撮ってもらう。「マグロとガッツポーズの腕」の碑の前でも沢山の人が暮れなずむ時を楽しんでいる。
 群馬から良く来たものですとつぶやき車のナンバーに目をやると、愛媛・大阪・三河・神戸・松本等の車がある。もっともっと遠くから来ていますね(^_^) 1,000円効果なんでしょうね。
 夕日が沈むのをじっくり眺め写真を撮ったのですが、出来た写真はいまいちのも物ばかりです。写真を撮ることは、充分楽しみました。そして宿泊先の民宿へ、マグロを食べるぞ!
 既に到着している方の車ナンバーは、神戸2台、土浦1台です。群馬のお隣の方がいました。夕食の時にお部屋が一緒だった方は大阪から八戸へ単身赴任の旦那様と大阪在住の奥様、茨城県の親子3人と群馬の私達です。話は弾み、時を惜しみおっしゃべりをしました。沢山話をして書ききれません。おちょうしが1本多くなった主人です。とにかく楽しかったです。
 
 明日の見学地に向けておやすみなさい。
                                         。。。。つづく

    Nex  H21.9.21津軽半島 H21.9.22黒石市 
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