福島県   一切経山 (登頂できず) 1,949m        

     

平成 21年10月 11日 (日)
天 気  
山頂付近 強風・濃霧・雨
メンバー    のろのろ風風
  → 一般道   ⇒高速道  …歩き  
10/10 自宅発PM16:05→渋川伊香保IC⇒関越道・磐越自動車道⇒磐越SA19:47
      夕食 (泊)
10/11 AM5:15起床 6:00出発⇒猪苗代磐梯高原IC6:07→朝食・昼食調達→磐梯吾妻スカイライン
      土湯ゲート7時前に通過→浄土平7:00 朝食
  駐車場発AM8:00…クラシックカーパレード見学8:20…旧一切経山分岐進入禁止
  …鎌沼、一切経山分岐8:37…酸ヶ平避難小屋分岐…酸ヶ平避難小屋9:25  9:50
  …鎌沼10:00…姥ヶ原10:30…鎌沼、姥ヶ原分岐10:45…浄土平 車内11:4512:30 

  駐車場発12:40…吾妻小富士山頂12:57 13:05…駐車場13:15
 
                                      歩行数19,754歩
  駐車場 PM13:35→蕎麦おおほり14:5015:30→猪苗代磐梯高原IC15:52⇒
  磐越自動車道、関越道⇒(渋滞)⇒赤城IC19:50→自宅着PM20:15

 『通称「晴れ男」を返上しようかなあ~。某食品メーカー特保を返上したしなあ…。』と言ったか言わなかったか定かではありませんが、山の天気に振り回された山行でした。
 この10日は予定が入っていましたが、それをクリアして出発です。数日前にネットで【紅葉】と検索すると浄土平が出てきました。早速ここに決定、出掛けるとなると準備は早いです。

 磐梯吾妻スカイラインは通行料¥1,570です。ちょっと高い!?
高速道が¥1,000なのにと言っては申し訳ないです。そこでゲート7時開始前に通過する事にして浄土平に到着。仕度をしていると、開通50周年記念行事があるようです。『小旗を振ってください。』と言われて見学しました。

 ちょっとのつもりが、次の車その次と見ていて20分も見学してしまった。
磐梯吾妻スカイライン開通50周記念クラシックカーパレー


吾妻小富士からの一切経山
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 さあ!歩きましょう!と一切経山へ向かいます。浄土平湿原を左に見て硫黄臭が風に乗って漂います。以前に歩いた尾根筋ルートは登り口が進入禁止になっていました。その先の酸ヶ平経由コース分岐より入りました。
 
以前の一切経山分岐
進入禁止

 H13年に登山して今回で2回目、8年も経っています。歩いていても「こんな道でなかったよね?ほら!あの尾根筋だよ!」といいながらです。1/25,000の地図は携帯していますが、勘と言うもので違うと認識はできました。後から気付いたのですが遅い! 記憶っていい加減ですね。
鎌沼、一切経山分岐

 右手に沢を見ながら登り、シラタマノキが大きな粒です。H13年の登山の時にもこの花を撮るのに夢中でした。今回も沢山のシラタマノキを見ることが出来ます。
奥に吾妻小富士、手前斜面上が旧登山道 ここのは本当に大粒です。やはり夢中です。
 ポツポツと雨が降ってきました。雨仕度をする方が出始めました。登山道は行列をなしています。
私達は、出発前に防寒対策で、すでに合羽は着用していました。のろのろ隊でも先に進むことが出来ます。




酸ヶ平避難小屋分岐
シラタマノキ

 すでに下山してくる人と、道を避けあうのに大変です。『何人のパーティですか?』と聞かれる位の登る人達です。
 山頂の様子を聞く度に良い答えが返ってきません。『強い風です。』と口を揃えたように話ます。
 酸ヶ平避難小屋が近くなってきた頃には、強風と雨が横殴りです。とりあえず小屋まで行く事に決めました。
酸ヶ平避難小屋

酸ヶ平
 午後は晴れの天気予報です。様子を見る事にしましょう。小屋は満員ですが、登山者の阿吽の呼吸とでも言うのでしょうか、小屋に入る人と、休憩を終えて出て行く人のバランスが良く保て、椅子にも腰掛けられ一休みです。隣の方は足利市から来たそうです。 
 『同じ関東ですね~。まったくもって生憎の天気で…』と、 「”山の天気”とはこの事ですね。」と話します。
 また、山頂から下山してきた人がいます。
お話を伺うと【強風・雨・濃霧視界無し】、この三言は、下山してくる皆が同じ言葉を言います。この方は、
『立っているのがやっと』との話です。
鎌沼
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鎌沼
 一切経山は逃げない、【魔女のひとみ】【吾妻のひとみ】は逃げない! 
ここで撤退~! この次にしましょう。
 ああ。。。今年の山は、雨ばかり、よっぽど普段の行いが悪いんだろうな。。。反省することひとしきり。。。気を立て直して、鎌沼→姥ヶ原経由で進みます。湖が鎌の形ににている為に名づけられた鎌沼、その沼べりを
 高低差の無い木道にしたがって進みます。後ろを振り返ると霧が晴れて来ている。少し早すぎた判断かな?足利の人は後30分小屋にいてから決断すると言っていた。未練タラタラの私、情けない。
 ←霜やけて凍えそうなリンドウ(右)、霧の結露がいっぱいのコケモモ(左)
凍えそう

谷地平、姥ヶ原分岐
 鎌沼と谷地平、姥ヶ原の分岐前方には東吾妻山の稜線が見えるようになりました。
 姥ヶ原に立つ女性の写真を撮ってくださった奇特な方ありがとう♪ 「姥」その者ですがどうぞご覧下さいね。浄土平から一緒だった若者達 5人が前方から来ます。ありゃ~寒そう。ヤッケ一枚で寒そうです。気持ち良いご挨拶を頂ました。大丈夫そうですね。 
姥ヶ原に立つ「姥」

 あたりを見る限り霧は晴れてきました。鎌沼、姥ヶ原分岐に着く頃には、家族づれが沢山登ってきます。
 H13年の時、姥ヶ原でチングルマの穂が風に揺れて綺麗だったことを覚えている。あの時は花の咲く時、もう一度来たいなあと思ったのが、秋の今日でした。
鎌沼、姥ヶ原分岐
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吾妻小富士   樋沼
 鎌沼、姥ヶ原分岐を下る。なんとその先に見える吾妻小富士は樋沼とともに青空に覆われて秋色一色が目に飛び込みます。
 何という天気なんでしょうねえ~。登り始めと下山時は晴れです。
もう笑うしかありません。
マイヅルソウの実

 左を見れば一切経山もその雄姿をあらわしています。尾根筋ルート登り口(進入禁止)に差しかかった頃に、親子の登山者から訪ねられました。
  『一切経山に登る道が無くなっているのですが、ここでいいんでしょうか?』
 私達の経験を話してお互いに、ニッコリ!しあいました。
一切経山と右、爆裂口
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 ああ~! お腹が空きました。駐車場に着き、風を避けながらマイカーの中で、ぬくぬくほんわりとお昼をいただきましょう。
  すやすやと数分の昼寝をしてから吾妻小富士を目指しました。15分で山頂です。
 いやはや風が強い!強い!お鉢巡りする観光客がいますが、私達はその元気がありません。又の機会にと下山です。
吾妻小富士噴火口跡 吾妻小富士登り口

 ネットの天気予報を見ていて浄土平が紅葉真っ盛りとありました。いたって短絡的な発想で一切経山を計画しました。
 友人ご夫婦の紹介で、HPに記録が無いくらい前に登っている経験から再度挑戦しました…が、敗退。
 「山の天気」って本当に分からない。この日、午前中30%の確立で雨、午後からは晴れの予報でした。30%の確立が山の上では、この2時間弱に集中したのでしょうか。
 
 吾妻小富士の頂上から眺めた、東北道方面から入る磐梯吾妻スカイラインは大渋滞でした。帰路の関越自動車道は土曜日を含む3日連休とあってこちらも渋滞でした。 





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