茨城県   筑 波 山 男体山871m 女体山876m        

●筑波山を日本百名山の一つに選んだことに不満な人があるかもしれない。高さ1,000mにも足りない、こんな風俗的な山を挙げるくらいなら、他に
もっと適当な名山がいくらでもあるではないかと。しかし私があえてこの山を推す理由の第一は、その歴史の古い事である。(中略)雪の富士、紫の筑波は、関東の二名山であって(中略)【深田久弥「日本百名山」より 】

●筑波山は古くから万葉集に数多く詠われ、古事記にもその名が記されている歴史のある山である。男体山と女体山という二つのピークをもつ典型的な双耳峰であり、冬の大気が澄んだ日には、東京の高層ビルからもその典型的な山容を望む事ができる。【山と渓谷社「関東百名山」より】
 平成22年 4月10日 (土)   のろのろ風風
自宅発6:20→駒寄PA6:25⇒関越道・北関東道⇒太田IC6:52
→筑波山神社茶店P8:46 …筑波山ケーブルカー宮脇駅9:20
(始発)山頂駅9:28
山頂駅(御幸ケ原)出発…(15分)…男体山…(10分)…御幸ケ原
…女体山 白雲橋コース…(50分)…弁慶茶屋…(70分)…
白蛇弁天…(20分)…筑波山神社登り口鳥居…(4分)…筑波山神社
  
                        歩行数12,610歩
筑波山神社見学13:50 14:00…駐車場茶店14:1014:35
駐車場14:37→あけの元気館15:0517:16→佐野ラーメン
18:2019:10→太田IC19:34⇒北関東道・関越道⇒駒寄PA
20:00→自宅20:05
 → 一般道   ⇒高速道  …歩き   Googleマップ



AM9:20


AM9:28
 今年最初の山は、筑波山と決めていた。お正月頃から計画の一つになっていた。やっとやっと山らしき山に登る事が出来るようになったのは、何と4月になっていました。冬眠からなかなか覚めずの私達、色々と山に登れない原因が勃発。あまりにも山に登っていないので気弱になっているヒヨコ隊は、登りを横着してケーブルカ-で山頂駅まで行きました。

 筑波山ケーブルカー宮脇駅
 AM9:33
 山頂駅で降りて、御幸ケ原に出ると、ここが山頂かと思うような観光地化した景色に出会う。何でもありの広場に集う人達は、観光の人達や登山者が入り混じっている。『高尾山頂と感じが良く似ているな~。』とつぶやく隊長です。 まずは、男体山に向かう。  
 
 男体山
AM9:34
 
 山道に入ると、カタクリが一輪お出迎えをしてくれた。アズマイチゲも咲いている。さっきの平らな広場とはまったく違う山道にちょっと驚く、石が、”ごろごろ”それも巨岩というに等しい。先人が足場を作ってくださったのだろう石段となっているのには再度、驚いた。  
 
男体山への山道 
AM9:49 

(男体
山頂)

AM9:54
 15分の登りで871mの山頂に立った。予定通りのタイムであった。”歩かないでいた”といいながらも順調である。薄曇の天気で山頂からの眺望はきかない。女体山山頂下のロープウエイ駅が良く見える。5分間滞在して下山する。電波塔が林立する筑波山主峰とする女体山に向かう。
 
 
 
   男体山山頂
 
AM10:08
 
 山頂駅広場である御幸ケ原に戻る。第2便のケーブルカーやロープウエイが到着したようで、かなり人数が多くなっていた。ガマの油売りの出店が仕度を始めていた。「写真を撮って良いですか?」と聞くと『俺も撮ってくれるのかい?(笑)』と聞かれた。

 カタクリを見てから女体山に登る事にする。
 
 
 女体山
 AM10:20
 カタクリの花30,000株は、正直言ってちょっと小ぶり、咲く量が少なくて「かたくりの里」と呼ぶには、【いまひとつ】と思った。(すみません) 新潟県の角田山や栃木県の三毳山(みかもやま)、群馬県の南牧村六車、桐生市岩宿の里を見て歩いている私達にはこの場所のカタクリには寂しいものがある。  
 
 カタクリ
セキレイ石
AM10:27

 がま石
AM10:30
      先を進む 途中に筑波嶺(つくばね)詩人と呼ばれた横瀬夜雨(よこぜやう)の詩碑や【セキレイ石】、カエルにそっくりな【がま石】がある。この辺りの登山道は石がごろごろ状態であった。女体山本殿下で、本殿を見上げるような形で小休憩をする。
  セキレイ石  がま石   
 
AM10:45

(女体山頂)

AM10:55
 
 やはりごろごろ岩の急な登りを本殿を見ながら少し登ると山頂である。本殿に詣てから隣の展望台に進む。あっ!と驚くように視界が開ける。少々混雑ですので順番で眺めて記念撮影です。曇り空の為、遠望はききませんでしたが見事な景色でした。昼食をとるには少し早いので、白雲橋コースで弁慶茶屋にむけて下山する。  
 
 
女体山山頂 
AM11:02 
 女体山頂からの下山は傾斜がかなりきつい。3才位の小さな子供をつれた親子連れは子供を父親が抱っこをして登っている。少年野球部の親子が登って来る。「頑張れ!」と声をかけて待つ。露岩が階段の役目を果たしているから見た目ほど苦しくない。きっとこの子供達はロープウエイ駅から登って来たのでしょうか?   
 
 ロープウエイ
    山頂直下の険しい下りが一段落すると、コース沿いに奇岩が次々に現れる。
AM11:06
       
   大仏岩  北斗岩  裏面大黒岩  出船入船
 AM11:45        
   国割石 陰陽石   母の胎内くぐり  弁慶七戻り岩
   【弁慶七戻り岩】の下で見物していた。「この岩!落ちてこないのかな~?」と首を捻っていると、お隣の方が、『噴火であの岩が上にのったのかしら??』と話していた。【大仏岩】前での同じ光景がよみがえった。『筑波山は隆起で出来た山であって押し上げられた奇岩の数々です。噴火で出来た奇岩では無いんですよ。』と説明を受けた。
噴火かぁ~と、
同じことを思う人がいるんだなぁ。。。。
【資料より】筑波山は山頂から麓まで固い岩の露出した部分が多い山で、特に山頂近辺の岩は「ハンレイ岩」、中腹や山麓を形作る岩は「花崗岩」である。遥か数億年の昔、筑波山の原型となる部分がまだ地底1万メートルのマグマ溜まりだったなごりといわれている。このようにゆっくりと隆起してできた筑波山形成の歴史は火山である富士山とは全く異なる。
 
AM11:47

PM12:10

 
 奇岩を楽しんでいると弁慶茶屋に到着、ここで昼食とする。(茶屋はありません。)皆が楽しそうであった。これから下山しようとする神社コースから団体が到着した。隣に座った方と話がはずむ。ツアーで毎月1回登山をして、最後は富士山に登るという。女性一人では、なかなか登れないのでツアーが楽しみと言っていた。  
 
 弁慶茶屋
PM12:20
 
 昼食も済んだので出発をする。ここで二股に分かれ、つつじヶ丘方面と神社方面となる。私達は神社方面へ向かいます。女体山からここまでが1km、岩が多かった分距離的にもっとあったように感ずる。ここから神社まで2kmを下ります。直ぐに二輪草の群落を見つけた。可愛いですね。見ごろでした。
 岩が、ごろごろかと思うと桧林の中を歩く、コース的にはあきないが結構ハードである。
 
 
 二輪草
 PM12:30
 おぼつかない私の足は、大失敗をしました。岩がごろごろの登山道で登る人が待っていてくれた。右足がちょっと岩に引っかかった、途端ぐらつき前のめりに飛び降りるような格好で、体育座りで土の所に着地。これは”転んだ!”ですね。(^^)も膝も岩に接触せず、怪我をする事無くすんで良かった。周りの人から大丈夫ですか~?と声をかけられた。気を付けます。はい!  
 
 桧林のくだり
PM 1:21

(休)


 「白蛇弁天」に到着。ここまでの標高差がキツイ、この辺から等高線もゆるくなり歩きやすくなる。ツアーの人達はこのコースを黙々と登っていったのでしょう。おぉ。。。大変。それにしても急に静かな登山道となりました。行きかう人はボチボチです。皆、ロープウエイを使ったのでしょうか?   
 
 
PM 1:40
  
 今後の山登りに向けて月2回位登らないと、今年の夏山は心配になります。平地をジョギングしても、山登りと使う筋肉が違うので、日々の訓練がいかに大切かしみじみ思う。
 やれやれ、やっとこさ登山口に到着です。女体山頂からここまでの標高差は約600m、駐車場まではまだ少し有り、全部で646mとなります。初めての登山でこの差は、へなへな よれよれです。【ヒヨコ隊】と言うに相応しいですね。 
 
 
 筑波山神社登り口鳥居
PM 1:50

(見学)

PM 2:00


 
   
 神社境内の桜  ガマの油売り口上
 さて、ここからは筑波山神社の見学です。往路は素通りでしたのでゆっくり見物です。安全登山祈願をしたので、まずお礼参りをした。 名物のガマの油売り口上が始まっていました。見学用の椅子も用意してあった。
  
 筑波山神社本殿
 
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