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AM
7:50
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♪夏がくれば思い出す はるかな尾瀬。。。♪
今年もニッコウキスゲの季節がやってきました。ニッコウキスゲを見ようと計画が出来て、4人のメンバーとなりました。7月5日頃から始まった梅雨終盤の集中豪雨は北九州や中国地方に大災害をもたらした。それから数日して17日関東甲信越に梅雨明け宣言が発表された。途端に猛暑に匹敵する暑さとなった。
大江湿原から尾瀬沼に入る計画なので、それなりに情報を集め御池駐車場からシャトルバスに乗る予定で出かけましたが、とんでもありませんでした。 |
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七入駐車場 |
8:10
8:50
9:00
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7時50分七入駐車場に沢山の車が止まっています。途端に交通整理の人に車を止められました。『もう 御池は満車なので、ここにマイカーは止めてバスで行って下さい。』という。
あらっま~。今年で4回目ですが、ここからバスは初めてです。もっとも 昨日から3連休です。夏のレジャースタートの休日ですもの当然の事かもしれません。
車を止め仕度をしてバスへ乗車、あっと言う間に大型バスが満車です。むんむんとする車内、エアコンは最後尾まできいていません。窓を開けると涼しい風が入ってきました。ゆられる事40分で沼山峠休憩所の登り口に到着しました。
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七入駐車場 有料 シャトルバス |
9:37
9:45
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軽く体操をして歩きだす。オオシラビソの樹林の中を進むと標高1700mと高くなったせいか涼しさを感じながら登る。両脇には朝露とも、雨だったとも、とれるかのように木道や花々が濡れていた。
やはり、今日は尾瀬でも最高気温27℃の予報が出ている兆しで暑いです。ぽたぽた落ちる汗、ぬぐいながら登ると沼山峠に到着した。真っ青な空に、深い木々の緑、所々に白い雲、尾瀬沼も見えて最高です。
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沼山峠休憩所登り口 |
沼山峠 |
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沼山峠休憩所~大江湿原までの林道で出合った花 |
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エンレイソウ |
ゴゼンタチバナ |
ギンリョウソウ |
ハナニガナ |
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オオレイジンソウ③ |
トリアシショウマ |
ズダヤクシュ② |
モミジカラマツ |
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10:10
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沼山峠から順調に下って湿原に入る!途端に広がるニッコウキスゲ!?
と想像していました。ニッコウキスゲが、ちらっ ほらっ! しかありません。湿原に入ると風とともに甘い香がしてくるはずだったのに、黄色がありません! どうしたんだろ? 【過去との比較】を見て下さい。こんなに違うんです。
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湿原に入って小淵沢田代分岐 |
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湿原には、6月のワタスゲが一面にある。季節を間違えているのでしょうか? 頬をつねってみたい心境です。これって錯覚ですか? 「以前はニッコウキスゲが一面だったんですよぉ~。」としきりに呟く私。ニッコウキスゲの最高の時は無理であってもそれなりに期待してお連れしたご夫婦に申し訳ないです。『花はその年によって違うから大丈夫です。』と、言われ慰められる言葉にとても安心しました。 |
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一面のワタスゲ |
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大江湿原で出合った花 |
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林道と湿原で出会った花
アカモノ・アヤメ・ウラジロヨウラク・オトギリソウ・ギボウシ・コケモモ・ツルコケモモ・シラタマノキ・タテヤマリンドウ・トンボソウ・ネバリノギラン・マイズルソウ・モウセンゴケ |
サワラン |
シロバナニガナ |
ニッコウキスゲナ |
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バイケイソウ |
ヤナギラン① |
ワタスゲ |
アザミ |
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ハクサンチドリ |
ヒメサユリ |
岩魚 |
ハクサンシャクナゲ |
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10:20
10:25
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小淵沢田代分岐に来ました。やっと、ここでニッコウキスゲがそこそこ咲いています。でも良く見るとキスゲの葉部分が変です。蕾がそっくり無くて、茎だけが伸びています。後続の方が『鹿に食べられたんだよ。』とおっしゃった。成る程!そうだったのか~と思った。
記録を作成しながら尾瀬沼ビジターセンターに電話をする。
ビジターセンター職員から聞いた内容は、
1.鹿の食害 |
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小淵沢田代分岐 |
10:42
10:47
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2.芽吹き頃に霜の被害
3.1と2の他に自然環境が起こす変化等
以上の様に話された。
【過去との比較】を見ていただくとお分かりのように、難しい事は分からない素人の私でも尾瀬は大丈夫なんだろうかと心配になってしまう。
平野長蔵家のお墓をお参りする。ここから見る大江湿原方面越しの長蔵小屋は堂々と立ち、緑に囲まれていた。 |
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平野家墓より長蔵小屋方面 |
10:48
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長蔵小屋手前のニッコウキスゲの絨毯を一列に歩く登山者が沢山見える。今はニッコウキスゲの時期、最高の混み具合ではないでしょうか。私達もそちらに向う。丘から下る途中にヤナギラン①がこれから咲こうとする蕾をたずさえている。 |
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平野家の丘を下った所 |
10:56
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”3本カラマツ”が見えるポイントに到着した。ここは撮影ポイントという事で、木道は渋滞です。歩き出すものの自分が止まって撮る事の方が悪いように思える。
この辺りでは、ニッコウキスゲが満開です。そうー!いつもは、ニッコウキスゲの咲き方はこのようなんです。
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;3本カラマツと尾瀬沼 |
11:00
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浅湖湿原(あざみしつげん)方面から来た登山者が、何やら川の中を覗いている。岩魚が泳いでいるのでしょうか? 向こうの木道から私達の行列を見たらきっとすごい!列と思っているのでしょうね。
お腹がグッーグーとなりました。早朝の出発で早くに食べた朝食、途中で行動食らしきおやつは食べましたが、お腹がすきました。そろそろ目的地の長蔵小屋前です。 |
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浅湖湿原への道に集う人達 |
11:05
12:20
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お昼の主食は途中で買ったコンビニおにぎりです。特別メニューは尾瀬の清水で、味噌汁とコーヒーを飲みます。ガスコンロを持参しました。コンロも最近登場回数がめっきり減っていて今日は活躍をしてくれる筈です。
座るためのシートを敷きたいのですが、あまりにも混んでいて適当な所がありません。木陰のベンチは空く様子も無いので、陽のあたる暑い場所に腰をおろした。
水が美味しいです。そして味噌汁とコーヒーも美味しい。満腹です。 |
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長蔵小屋 |
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食後は、沼べりを通ってみようと長蔵小屋の裏手にまわる。
ビジターセンター前に設置してある望遠鏡を覗くと、燧ケ岳の俎嵓山頂の人達が見える。それも所狭しといる。あちらも混雑なんですね |
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燧ケ岳・尾瀬沼・大江湿原 |
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12:46
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帰りの木道歩きは太陽を背にあっついです。
来るときに気ずかなかった湿原の草が倒れていました。おそらく人が木道から落ちて出来た穴です。
青空に雲がとっても綺麗です。青・白・緑・黄色と彩を楽しんで歩いています。あの雲は雷雨になるかな? |
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大江湿原 |
13:02
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黙々と歩く。
さて湿原も終わり、これから林道の登りが待っている。それにしても綺麗な空。
湿原入り口に設置してある入山センサーは何人をカウントしたんでしょう。
湿原から林道に入ると木陰で沢山の人が休んでいました。予報通り尾瀬は27℃になったなあ~と、感じました。
朝 往路の時に、この辺りで花の詳しい若い男性に会いました。 |
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湿原出口 |
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ズダヤクシュ②がとても大ぶりで頭を捻っていると『ズダヤクシュですよ。ズダとは喘息のことで、長野県で言います。薬種は薬草の意味です。』 あまりにもお詳しいので思わず 「お仕事は何をなされているのですか?」と、同行の奥様が聞かれた。『ここの担当と言うのがあっています。今日は家族サービスで来ました。』 私は直ぐに質問をしてしまいました。これは? 『オオレイジンソウ③です。』
トリカブトの白に似ていますが? 『トリカブトの仲間ですよ。』
トリカブトって白花はありましたよね? 『ああ ありますね~。』
私はトリカブトの白と、オオレイジンソウの区別がつかないでいました。面目ない!葉があまりにもそっくりでした。 |
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沼田街道を沼山峠に進んで休憩 |
14:00
14:12
14:52
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登りは、こんなに長かったかと思った。沼山峠まで2回の休憩で到着しましたがスルーして下山をした。途中 ゴロゴロ!!と聞こえた。やはり雷が発生です。
沼山峠休憩所のバス停からエンジン音が聞こえて来ている。男性達は一足先に降りてバスの順番を取っておいてくれるようです。無事下山、到着です。
バス停は大型バスが2台待機していて、列が乗り込むと、『七入駐車場行きは、少々お待ちください。』と言われる。それでも直ぐに、バスに乗車出来た。 |
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有料 シャトルバス |
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七入駐車場まで40分、御池で4人乗車した。もう満員です。
広い広い駐車場は風が吹き爽やかでした。身支度をして日帰り温泉に向う。今日の人出が日帰り入浴の桧枝岐 燧の湯でも超満員でした。裁ちそば まる家にて蕎麦を食べる。汗を流したはずの温泉が人混みで暑くて、蕎麦を食べながら涼んだ。すると雨です。良いタイミングで下山しました。 |
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その後、休憩を挟んで車は順調に走り、何事も無く家に到着しました。
今日一日 全てに感謝です。
。。。。ありがとう。。。
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