秋田県にかほ市   鳥海山麓獅子ケ鼻湿原 550m         

●鳥海山
日本海からすらりとたちはだかる端正な富士型の山容の鳥海山は、東北きっての花の名山の一つだろう。のびやかにひろがる中腹の草原には、ニッコウキスゲや
ハクサンイチゲなどの大群落を作る花が多く、荒涼とした新山や外輪山周辺には、砂礫地を好む乾性の花々が、その可憐な姿を見せてくれる。 
                                                  【山と渓谷社「花の百名山」より抜粋】
鳥海山にかほ市登山情報   ・鳥海国定公園観光開発協議会
●獅子ケ鼻湿原
・鳥海山の北西山麓にある神秘に満ちた中島台レクリエーションの森。モンスターのように奇形化した異様な樹姿のブナ林、湧水群「獅子ケ鼻湿原」やここでしか
 見られないこけ「鳥海マリモ」など、自然の息使いが感じられる森です。 【にかほ市観光ガイド パンフレットより】
・中島台レクリエーションの森から遊歩道を40分ほど歩くと、出つぼ(別名:熊の水のみ場)という湧水池に出ます。ここに湧き出る大量の水は、新山(鳥海山頂上)
 溶岩の末端から供給されています。この周辺の計4ヶ所から湧き出た水は、約26ヘクタールの湿原を形成しています。豊富な水量もさることながら、湧き水の
 周辺や川底には多種多様のコケ類が密生してます。特に、八ヶ岳にしかないハンデルソロイゴケ、鳥海山にしかないヒラウロコゴケ、湿原にはないといわれる
 モエルギアジャポニカ、別名「鳥海まりも」といわれるムラサキヒシヤクゴケなどの希少種が確認されています。この湿原は天然記念物に指定されており、
 傷をつけたり採取する行為などは、厳しく処罰されるのでご注意ください。 【にかほ市観光案内より】
平成22年 7月24日(土)    
のろのろ風風 
赤線=往複路

7/23 自宅発18:20→渋川伊香保IC⇒(関越道)通勤割引半額93.4km
    大和SP19:20 19:25⇒(関越道)通勤割引半額92.2km⇒黒崎SP20:16
    20:17⇒中条IC→村上21:1021:47→道の駅鳥海ふらっと0:05(寝)
 
                                  走行距離 383km
7/24 道の駅鳥海AM6:20発→鉾立 稲倉山荘駐車場6:50  
    発9:30→中島台レクリエーションの森駐車場10:35 

                                  走行距離 24km
   獅子ケ鼻湿原駐車場10:35…赤川 木橋11:20…あがりこ大王分岐
   …出つぼ分岐11:40…鳥海マリモ群生地11:47 11:56…出つぼ分岐12:05
   …あがりこ大王分岐…炭焼跡12:18…あがりこ大王12:20 12:30…
   あがりこ大王分岐…獅子ケ鼻湿原管理棟13:0013:40
                                   歩行数 9,437歩
   獅子ケ鼻湿原駐車場13:45→湯の台温泉 鶴泉荘13:5314:47
   →象潟道の駅ねむの丘14:59 15:40→蚶満寺(かんまんじ)15:42 15:55
   →酒田みなとIC16:30⇒(山形自動車道)
高速道無料化社会実験区間¥0
   ⇒湯殿山IC→月山IC⇒(山形自動車道)高速道無料化社会実験区間¥0
   
⇒山形中央IC→給油他→東横イン山形駅西19:00

                          走行距離 130.1km
表示: ⇒高速・有料道   → 一般道   …歩き Yahoo! JAPANマップ

   
AM
6:50
 24日午前6時50分 象潟口ルート登山口は、まるで台風の真っ只中にいるような強風と横殴りの雨、おまけに濃霧で車の中から出ることが出来ません。
 車の中で少し待機して様子をみようと横になっていた。1時間経過したが、一向に雨脚は弱まらず、雨の合間をぬって国民保養センター稲倉山荘が開店したので、中で休憩をする事にした。

サムネイル表示 稲倉山荘前駐車場 
8:36
 私達より少し前に着いたバスの団体が、そのような中でも入山したようだが、展望台まで行った所で引き返したという。

鳥海山への入り口 登山届所 
8:52

 合羽を着ていてもずぶぬれです。店の暖房でそれぞれが衣服を乾かしていました。店内にいる登山者は、東京・栃木・埼玉と関東の方が多い。聞くと夜行バスで来られたようです。

 私達はすでに登山は”駄目”と諦めていました。
雨具を乾かす団体さん 玉こんにゃく
9:20
 店の男子職員さんから『今日は練習日、また本番でいらっしゃ。』」と慰められる。『5合目であるここは、このような天気だけど、2合目当たりは雨風は無いと思うよ。』 
どこか歩けるような所を教えてくださいと言った所、教えていただいたのは元滝伏流水の滝と、獅子ケ鼻湿原でした。元滝伏流水は一度行ったことがあるので、獅子ケ鼻湿原のモンスター化したブナ林と湧き水群を見る事にして2時間強歩く事にしました。
 

美味しかった~♪
 9:30  男子職員さんから『まあ これでも食べて気を休めてください。』と出された玉こんにゃくときゅうり。美味しいです。
山形では必ず食べる話をすると『秋田のは違うんだよ。美味しいよ~、アイデアがつまってんだよ。』と商品なのにサービスでいただきました。気持が良いサービスは商売上手につながります。人情でついつい売店にあった、こんにゃく・味噌等を買った。
 女性グループから歓声が上がった。さっきのこんにゃくを大皿に山盛りにしてテーブルに出してくださっていた。
 団体バスや登山者が続々と到着するものの帰ったり、添乗員がせわしなく連絡を取っていた。

 車にて移動
鉾立5合目から8合目までの路肩で出合った花 
さすが 花の山 鳥海ですね

AM
10:56



 中島台レクリエーションの森にある獅子ケ鼻湿原。大型バスが何台も止まっています。
ここは曇り、暴風雨ではありません。それでも雨具を持って湿原へと向う。私達が入湿したのが10時55分、もう湿原から出て来る人達もいます。”熊注意”の立て札があります。
 『今から行くんじゃ雨はだいじょうぶだね。』 なんて声をかけられた。と言うことはここも降ったのかな?
 

駐車場横にある管理棟

11:08

オオウバユリ 獅子ケ鼻湿原入り口 蒸気が立つ赤川

 11:20


         
  奇形ブナが現われだした  奇形ブナ群  奇形ブナ ブナ「あがりこ大王」への分岐 
 
 11:40


 
  出つぼへの分岐      
 
11:47

11:56
   岩股川の水が木道をおおう  岩股川 手前水門  鳥海マリモ群生地  標識
 
   
                     鳥海マリモ: ハンデルソロイゴケと鳥海山にしかないヒラウロコゴケが絡み合って球体状になったものが
                                 俗称として「鳥海マリモ」と呼ばれています。内部に古いからだの遺骸として残しながら
                                 表層が成長をつづけた結果が球状となったといわれています。【標識の文面】
 

                        今日は水量が多くてあまり写真では確認出来ないですね。
 
 12:18


 不思議な森です。まるで魔法使いが住んでいるかのようなこわさがあります。どうしてこんなブナが育だったのだろうか?湿原と言うより【森の中】がぴったりです。 
  炭焼標識 炭焼跡 【燭台】と名のついたブナ 
サムネイル表示 
 
 12:20


12:30





駐車場
13:05
 
サムネイル表示 

サムネイル表示 
樹齢  300年
高さ  25.00m
幹周  7.62m
 奇形ブナの3大原因は「豪雪・鳥海山の噴火・炭焼きでの伐採」と、引率団体に話す管理棟ガイドさんから聞こえてきた。
  森の巨人100選 【あがりこ大王】と名のついたブナ正面 背面  団体が何組も入湿してきました


 車にて移動


15:18
 象潟道の駅「ねむの丘」4階展望台より日本海を臨む、夕日が沈む名所、そして温泉がある。展望台反対側は鳥海山が望めるはずですが!見えません。景勝地「九十九島」の見学には良い場所である。
 
 
4階展望台より日本海  九十九島 鳥海山伏流水が育てる極上の岩ガキ
   今回のもう一つの大目的!岩ガキを食べるです。その場で調理してくれ、くし型レモンをそえてある。チュー!とかけて食べる。口の中一杯の大きいカキは、とっても美味しかったです。    

その後、蚶満寺(かんまんじ)に立ち寄る。鳥海山の悪天候で鳥海湖までの登山は断念せざるを得なかったが
稲倉山荘職員さんとの交流や「不思議の森」の発見と良い経験が出来ました。
 
今日の一日を。。。。ありがとう。。。

22. 7. 25 深山和紙センター・古代の丘
inserted by FC2 system