長野県 高 瀬 渓 谷
大町ダム 七倉ダム 高瀬ダム・発電所 

 高瀬渓谷
高瀬渓谷は紅葉の美しさが長野県内有数の名勝地として知られています。高瀬ダム堰堤より見下ろす紅葉や北葛沢、尾入沢大橋から見る渓谷の
紅葉は絶景です。槍ヶ岳(3180m)を源流とする水俣川が合流する高瀬川は、上流から高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムと3つのダムが続いています。
上流の2つのダムは、自然の石積みのロックフィルダムとなっています。七倉ダムの下流には、葛温泉の宿が3軒点在し、ここでは林や道路に野猿の
遊ぶ姿が見られます。
                                                     【大町市役所観光課 HPより】 
タイトル写真:高瀬ダム
平成22年 11月13日(土)    
               のろのろ風風
赤線=散策

 自宅発5:50→駒寄PA⇒(上信越道)⇒更埴Jct⇒(長野自動車道)
 ⇒姥捨SA7:308:00⇒麻績IC→R55→大町市→R326大町ダム9:03
 →七倉ダム→七倉登山相談所、行き止まり
9:15 散策

 七倉登山相談所9:35→大町ダム龍神湖10:00 10:12→
 情報館
見学10:19 10:31→高瀬川テプコ館10:40 10:45→
 大町山岳博物館
11:03 11:40→蕎麦たから11:4512:20
 →高瀬川テプコ館12:39  
 テプコ館マイクロバス乗車13:00~大町ダム~七倉ダム~高瀬ダム
 着13:36…見学13:58~新高瀬川発電所見学14:08…14:35~七倉ダム
 ~大町ダム~高瀬川テプコ館15:00 高瀬川テプコ館見学15:00…15:30
 テプコ館駐車場発15:33→霊松寺15:45 16:00→(大町街道)→
 ぽかぽかランド美麻→R36 道の駅中条16:30 16:40→(白馬長野道路)
 →長野IC17:14⇒(上信越道)⇒松井田妙義IC→自宅着19:10
     
                            本日の走行距離 380km
表示: ⇒有料道   → 一般道  ~バス乗車  …歩き Yahoo! JAPANマップ

   今年最後の紅葉見物は、長野県高瀬渓谷高瀬渓谷散策マップ)に決めた。いつもの【ぶらりとお出かけ】のつもりである。高瀬渓谷を、高瀬ダムに沿って歩く予定だ。途中の名無小屋手前、車止め(約4.4km)までの片道2~3km、往復約6Km程を少し歩きましょうと計画した。資料はそこそこである。七倉ダム先の七倉山荘や七倉登山相談所がある場所で車両通行止は知っていた。
 現地に到着をしてみると工事用のダンプトラックが往来し【歩く】を楽しむなんていう雰囲気はどこにも無い。遮断機で車両を止めて許可車だけの通行である。紅葉もネット情報にあるように終盤であった。高瀬ダムまでタクシーと思っていたがタクシーなんて一台も無い、後で分かったことは4月から10月までタクシーが常駐していて、既に終了だった。
 



9:15

9:35
 高瀬ダムまで歩く? 歩くには違い無いが少し考えてしまった。トラックが往来し、歩道はあるものの狭いトンネルを進むのは危険!止めましょう。最初の計画【のんびり散策】は、ここで中止となった。では辺りを散歩してから
七倉ダム 七倉登山相談所 堆砂対策事業案内  
 
10:00



10:31

大町ダム龍神湖  
   紅葉の綺麗だった大町ダム湖の【歩く】に計画を変更する。 金沢広場の標識で知ったのは、大町ダム~二の沢広場に繋がる道も通行止めであった。今日は大町ダム湖の見学だけにしようと再度変更をする。
 大町ダム龍神湖

   
  サムネイル表示画面にマウスをあて、クリックすると拡大します。↑↓ 大町ダム龍神湖 大町ダム情報館  
 
   大町ダム情報館前にて、ダム見学者を募っているのを知り、聞いてみるとすでに発車した後だった。情報館の方から近くの高瀬川テプコ館で、高瀬ダムと新高瀬川発電所の無料バス見学(全行程2時間)がある事を教えて頂き即刻行く。午後1時出発に空席があり、参加させて頂ける事になった。あきらめた高瀬ダムが見学できる事に、ちょっと嬉しい♪
 バスの発車までに、まだ時間があるので、大町山岳博物館見学と昼食をとる事にした。 まぁ~!本当にコロコロと変更になるものです。よく言えば臨機応変^^; なんでしょうか?
 
11:03



11:40





   
  
大町山岳博物館3階展望室から
左:餓鬼岳 餓鬼のコブ 唐沢岳 手前:鍬の峰
   
大町山岳博物館   3階展望室

 サムネイル表示画面にマウスをあて、クリックすると拡大します。↑↓ 博物館内  大正時代から現在までの衣装
 1階 喫茶室・山岳写真展 開催中、 2階 里山から高山までに生息する動植物の紹介、3階 展望室
 黄砂の影響で、3階展望室からの北アルプス大展望はかないませんでした。肉眼でやっと分かる程度ですので、写真では無理のようです。
喫茶室の職員さんに、昼食処のお勧めを聞いたところ、<蕎麦たから>を教えて頂く。



13:00





13:36
  

高瀬ダム
ロックフィルダム 左:大きい石積 右:小さい石積
サムネイル表示画面にマウスをあて、クリックすると拡大します。↑

 
高瀬ダム 堆積土
  昼食を済ませて、高瀬川テプコ館でバス見学前の予備知識として映画を見る。

 コース表
 サムネイル表示 
 高瀬川テプコ館 

 いよいよバスの発車。”でんこちゃん”がニコニコしています。ここからは、観光旅行のようになりました。無料で連れて行ってもらえるなんてありがたいです。
 テプコ館バス内より

   バスの中では、3つのダムの説明をテープで聞くとともに、添乗して下さったテプコ館職員からも説明があった。窓辺を走る景色や葛温泉の紹介等もありました。
バス後方 唐沢岳

13:38







13:48:






13:58
 

ロックフィルダム提体を登ってくるダンプカー
高瀬ダム内に堆積した砂を運び出す。
この斜面だけで、道のりは2kmあるそうだ。
   高瀬ダムに到着した。
 バスを下車してから地形・川・山岳、そしてダムの構造や歴史を教えてもらう。こうしてガイドをして頂く事によって深く知識が得られるのは
 
テプコ館職員さんの説明

良いことです。
 ダンプの進む先はトンネルですが、その手前に槍ヶ岳が見える場所があるというので、この”ダム天端(てんぱ)”の車道を歩き展望台へと行く。
サムネイル表示画面にマウスをあて、クリックすると拡大します。↑ 高瀬ダム天端
   上のタイトル写真にあるように小さく見えました。北アルプスの山並みを見ると、やっぱり感動する。ここ、高瀬ダムがら槍ケ岳までの【裏銀座縦走コース】の紹介もあった。高瀬ダム→三ツ岳→野口五郎岳→三俣蓮華岳→槍ケ岳は、4日間の縦走という。我隊は無縁の山であり、コースである。眺望を楽しんだり、山のお話を聞くのは大好きである。
 無謀な質問をした。「唐沢岳から槍に入る人はいないのですか?」『こちら前面のまく岩をロッククライミング出来たらいけますが。。あまり、いないのではねぇ~。』との説明でした。
 





14:08








14:35 




高瀬川テプコ館の模型
揚水発電所の仕組みが分かります。

 サムネイル表示↑
   バスに乗って移動
新高瀬川発電所見学になります。狭い道路も交通指導警備員のもと、上下線が順調に流れています。ダンプは10台が一塊です。
 発電所入り口にも係りの方いました。
野猿↑を発見

   唐沢岳地下の一部をくり抜いて出来ている揚水式発電所。中に入るのは、まずトンネルからですが、シャッターがあります。通行はリモコンでその都度、開閉します。
 七倉ダムゲートより全て、東京電力の管轄内です。
 
新高瀬川発電所入口
 
15:00




15:30
         
   発電所内は撮影禁止!
 地下と言うより山をくり抜いた中です。ひんやりするようなコンクリートの匂いがするような、洞窟のにおいもする。発電所内は巨大な広さで、不思議な空間でした。沢山の従業員が働いていました。
 
 東京電力のマイクロバス 1922年~1900年まで
運転していた水車
実際に使われいた、日本一大きい
ポンプ水車ランナ
   高さ55m、幅27m、奥行165mの大空洞の発電所本館には、我が国最大級の発電電動機とポンプが4台据えつけられているそうだ。合計最大出力128万Kwの大容量揚水式発電所という。1台が、今 解体整備をされているそうです。
 何故地下になったかと言うと、付近一帯が中部国定公園に位置しているため自然保護の最優先と豪雪対策からという。
 集中総合制御所は、小諸の千曲川総合制御所だそうだ。電力の需要量、降雨量、河川流入量などのさまざまな情報に基づく最適な運転管理が24時間体制で行われているそうだ。ということは、ここは無人という事です。
 ”人間は考える葦である”なんて、聞きながら思う。想像を超える力が一人一人の人間にはある。素晴らしい無限大の能力です。ダム見学は無事に終了してテプコ館内の揚水発電所模型を、復習の意味でじっくりと見学をした。

 




15:45



~ 
     帰路につく。

 霊松寺
大町市役所HPに紅葉が綺麗な所として紹介があったので寄ってみる。
   
霊松寺本殿

   オハツキイチョウが色づき沢山の見物人がいました。その下ではイチョウの葉を拾う人もいました。 
オハツキイチョウと山門  山門

16:00



 
 境内の紅葉 境内の紅葉
 
   山(渓谷)を歩く予定で行った筈が、ダム見学と発電所見学になった。発電所内部の見学は過去にあったかな? 思い出せない。。。。? 気儘な旅であった今日は、”瓢箪から駒がでる” ということわざがピッタリである。下調べが行届かず計画倒れになった箇所がいくつもあった。それに替えて断念したダムや渓谷が、机上散歩以上の見物が出来たことは良かった。電源群馬に住む私達ですが、長野県も素晴らしい県です。

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