北海道 大雪山 赤岳第4雪渓

平成27年9月15日(火)  
 北見市道の駅おんねゆ温泉出発5:30→石北峠(霧)→大雪レイク
 サイトシャトルバス駐車場6:10

 シャトルバス6:30→銀泉台 登山口

サムネイル表示↑ ↓
国土地理院1/2,5000より 標高差 443m 距離片道3.7km

パンフレットより
  銀泉台森林パトロール事務所7:04 7:13…林道終点7:30…
 登山道…第一花園8:11…第二花園8:37…ガレ場…奥の平8:59…
 ガレ場…ハイマツ帯…駒草平9:14…第四雪渓展望9:20 9:50…雪渓下
 9:55Uターン復路…駒草平10:12…奥の平10:50…第二花園11:04…
 休憩ベンチ11:10
11:30

 …第一花園11:47(小雨)…銀泉台 森林パトロール事務所12:27
               歩行数 11,469歩
 シャトルバス12:30→大雪レイクサイトシャトルバス
 駐車場13:01
 駐車場13:36→三国峠→タウシュッペ橋遠望→
 士幌温泉15:1516:30→給油17:07 17:16→帯広市六花亭本店
 17:30 18:05→街中散歩→東横INNとかち帯広18:50(泊) 

                一日の走行数 182.3m  
 表示:    → 一般道    …歩き   参考:上川町役場産業経済課 層雲峡観光協会層雲峡ビジターセンター
マイカー規制・シャトルバス時刻表等
 9月13日に赤岳登山を計画して、シャトルバスの発着場所である層雲峡ユースホステルに宿を取っておいた。
 台風の影響で本州は大分悪天候であったが、北海道は12日まで天気に恵まれていた。ところが、13日夜半より雨が降ってきた。午前4時、雨の音で目覚める。登るなら晴れの時が良い。大きく予定変更して眠りについたが雨だれの音は口惜しい。
 朝7時の朝食時、食堂に集まった宿泊客大半が登山予定者であった。黒岳・赤岳等層雲峡を起点にしてである。全客が登らず待機になっていた。
 このような経緯があり、15日晴れの天気予報のもとで赤岳への登山開始である。

 今朝(15日)は 道の駅おんねゆ温泉で目覚めた。気温8℃肌寒く感じる。
 13日にシャトルバス発着所等の下見をしてあったのでここから出発しても一番のバスに乗れる計算である。石北峠では濃霧になりちょっと不安になった。
朝 陽 石北峠の濃霧
 昨日(14日)の晴天に引き続き今日も晴れの予報だが大丈夫かな?気温14℃、それなりに肌に冷たい。
 シャトルバスは一番に乗れた。始発で無いので超満員であった。立って乗る。これから30分間林道を揺られながら過ごすのは、ちょっとしんどいかな。
大雪レイクサイトシャトルバス乗り場   バスの中
     銀泉台に着く林道からは雲海が見えた。バスの中で歓声が上がった
 バスから吐き出されるように下車した登山者がぞろぞろと歩く。再び大歓声が上がる。紅葉が目前に現れたからだ。入山記録に氏名を記してから出発の身支度を整える。
バスから降りた人達  入山記録簿 
   森林パトロール事務所の職員さんの話では、紅葉は最盛期であると言う。この15日が最高で、昨年の良いとされた紅葉より、更に今年の方が素晴らしいとのことであった。
 嬉しいですね〜。ここまで来た甲斐があります。ぞろぞろと歩き、林道終点からいよいよ登りが始まる。
 それぞれが準備中 トコトコ歩いて林道終点 
 
 雲海だった雲が上昇しつつある
 この辺りから紅葉が始る
 暑くも無く寒くも無く、良い状態で登り上げる途中に超・素晴らし紅葉が目に飛び込む!まるでガイドブックを見ているような紅葉である。
 登山口から30分程登った所から第一花園がある方面の紅葉は、山の本やパンフレットに有るのと同じ、太陽光の差し込み加減で色合いに深みが出る。
 綺麗。。。。♪!
カメラ愛好者が登山道の谷側を一列に隊をなして構えている。その間からパッチ!と狙う。人と人の間からだ。
 我隊は一番のバスと思ったが、こうして写真を撮る人がいるという事は、臨時便が発車していたのだろうか?
  錦秋の山肌
 
 紅葉の中を進む登山者
 
 振り返ってシャトルバスの走ってきた林道を眼下に見る <写真:隊長>
      第一花園に到着、ここまで1時間である。写真を撮り、景色を見たりしながら予定通りの到着であった。
 第一花園 カメラマンと前方に登山者 
 
 
夏の第一花園は花の絨毯だそうだ。その名残りは充分にある。   

 
 
木のトンネル
 斜面右下を織りなす紅葉<写真:隊長>
 第一花園から灌木帯やハイマツの急登を過ぎると平坦な第二花園にでた。青空に雲が渡り美しい。
ここで人違いをされて挨拶を受けた。「私は群馬です。」と答えると違ったようである。
親しみやすい同年代のご夫婦であった
第二花園 雪渓が広がる場所
 そんな話から隣に居た方から『私は鹿児島県です。』と声掛けがあった。この先、追いつ追いつかれずが始まる。第二花園からの楽しいお喋りをしながらの再登が始まった。  

人違いされた方に撮ってもらう 岩に黄色の印がある 
 何処を見回しても紅葉・紅葉、赤色あり・真紅あり・ワインカラーあり・黄色・オレンジ・緑色、なんと綺麗なんでしょう。
 穏やかな丸いお椀を伏せたようなガレ場であるが、なかなかと岩がゴロゴロです。
 

 ガレ場を抜けると紅葉   奥の平
ハイマツ帯 コマクサ平  ちょっとした水溜まり

  
  

 
 コマクサ平を進むと、第四雪渓のカールが見えてきた

     第二花園の辺りから前後を歩くうちにすっかり仲良しグループになった鹿児島県のご婦人と、札幌市の単独カメラ愛好者さんとスリーショット。
 鹿児島の方は、ここで昼食とするそうだ。札幌の方と私達は、第四雪渓へと進む
 太陽の光でコントラストが強い ほぼ同年代の今日の友
                          <写真:隊長>

 

 「第四雪渓で!帰るぞ!」耳を疑う言葉が飛び出て来た。さっきから嫌な予感はしていたんですよ。第四雪渓を眺める所での休憩時間、ゆっくり過ぎりるお茶と世間話に切れ間が無かった。
 裾合平で出会ったガイドさんの話や今日お会いした方々数人、机上登山の時から知り得ていた紅葉限界は、この先、第四雪渓を登り上げてもここ程の紅葉に勝る眺望は無いということ。
 でも山並みの展望はあるでしょう。そこに山の頂があるなら行くべきでしょう!何時来られるか分からない山、ここで引き返すか?登るか?などというジレンマでは無い。登るべきでしょう!?←【2013年の流行語大賞をちょっと引用】^^;(^^)

<隊長の理詰め>
1.この後、地図によれば約1時間とあるので、我隊の足では1時間30分はかかる。下りは、コースタイム通りに下っても50分
2.この地点まで約2時間越えである。山頂で昼食とれば3時間は充分かかる。
3.この地点から銀泉台までの下山を考えると最終バスぎりぎりになる。
 
  おっしゃる通りです。ごもっともです。
ならさ!ならさ! なんであんなにゆっくり話込むの??? 
隊長:ここまでの道のりや登山時間をずっと考えた結論さ。 
えええッ!二の句が告げられない隊員(自分)。。。。はぁぁぁ。。。。隊長の言うとおりにしましょう
 
 この素晴らしい紅葉の中で喧嘩をしても始まらない。北海道の地まで来て喧嘩もしたく無いし【去年は喧嘩したけど(^^)】、しても勝ち目は無い。雨で日程変更をした為に、下山後は、帯広市内に予約したホテルまでの120km超えの運転をしてもらう事を考えると無理は出来ない。
 真っ赤なナナカマドの露を発見して写真に撮る。仲良しになった札幌のカメラマンさんが『撮ったかい?これを撮らなくっちゃ愛好家でないよ(^^)』
【写真は紹介していませんm(__)m】
 
 第二花園と第一花園の中間にある休憩ベンチでお昼ご飯にした。  

 灌木帯から第二花園へ抜ける
  このようなグラデーションも紅葉にはありですね
黄色矢印=往路に紅葉景色に感動した地点
    
 銀泉台の紅葉を狙ったカメラマンが登山道を縦列していた場所にさしかかり、紅葉の名残りを惜しんでいるとパラパラと雨が落ちてきた。
 やはり、この時間に下山して良かった。心の底から思う。でも隊長には言わないもん!ねっ(^^)v
 

 
 そして、林道目前になった頃某ツアー会社の観光バス団体さんが登って来た。軽装も良い所です。歩くのもはかばかしくない人も数人いました。雨が落ちて来ているのに傘も雨具も持ち合わせていない。『あと何分で到着しますか?』と聞かれた。
「ぅっ? 何処まで行かれるんですか?」
『山の格好している人に聞いたら頂上と思うよね?』
「決してそのようには思いません。」(心の中で叫んだ!その支度では!と)
 
 大雪レイクサイトシャトルバス乗降場
青空も見えこの時は曇り
★ 森林パトール事務所まではパラパラと降られてそのまま早足で下山した。事務所の隣、某所に寄っていると『一つ早いバスに乗れる!』
な・なんとダッシュ!です。最近駆けったことないのに! 背中ではリュックがガタガタと揺れていた。


 バスは、またもや満員です。座る場所が無い。運転手さんはバスの中間部の昇降口に腰かけて良いと話してくれた。このシャトルバスはガムテープで全部目張りしてある?朝も同じだったよ。
 座ると楽だけど、外が丸っきり見えなくて車酔いをしそうなので、立っていると席を譲ってくれた方がいた。「スイマセンありがとうm(__)m」と甘えて、汗の落ち着く10分間だけ座らせてもらい、またその方に席をお返しした。
 登山中の良い出会い。紅葉を堪能して満足し、バスの中では小さな親切を受けて赤岳への登山は終わった

 下 山 後 

     ここは紅葉の名所です。車で通れる峠では北海道一高い場所にある。樹海ロードの大展望は、やはり下車して雨の中の見物です。(気温12℃)
真っ黒な 雨雲 三国峠  
     出発前に糠平湖の橋梁見物を計画した。ここは許可が必要でバスに乗り換える。町役場に連絡をした所、この季節はダムの憎水により橋が湖底に沈むので見られないという。
ところが、今日はダムの駐車場から遠望だけど見えた。という事は水が少ないのである。
 
 糠平湖 タウシュベツ川橋梁が見える  帯広市内に入る

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