桐生市 鳴 神 山 979.8m

平成27年 5月 7日(木)
 自宅発AM6:48→R353→桐生市7:50→駒形登山口駐車場8:08
 駐車場8:24…白滝橋8:39…小学生が作成した標識8:49…
 二度目の標識9:17…肩の広場10:24…カッコウソウ群生地10:27…
 肩の広場・鳴神岳神社前10.:29…桐生岳分岐10:39…桐生岳10:42
 11:00…仁田山岳11:03…第一展望台11:05…イワカガミ群生地
 11:07 11:17…第二展望台11:25…椚田峠11:42…カッコウソウ群生地
 ベンチ11:4712:22

 椚田峠12:29…山道終点、林道へ12:52…通行止ロープ13:05…
 駒形駐車場13:30
              
 駐車場 13:50→藤掛屋まんじゅう→自宅着                     
 表示:   → 一般道  ⇒高速道   …歩き       サムネイル表示↑クリックで拡大表示します。
標高差:426m  総距離 約6km  1/25,000地図:国土地理院より

 鳴神山は鳴神山脈の主峰である。信仰の山であり、山頂は双耳峰で桐生岳、仁田山岳からとなっている。桐生岳からは大展望が望め360度である。男体山、日光白根山をはじめ、浅間山、武尊山、皇海山等の雄大な姿を眺めることができる。この山に咲くカッコウソウは、H24年度に国内希少野生動植物種に指定された。世界でここにのみ分布するサクラソウ科の多年草である。参考:桐生市観光協会→ハイキング
 数年前から見たい花になっていたのですが、タイミングが計れず今日になっていました。また、この季節は、仁田山岳の山頂部近くには、ヒメイワカガミ(コイワカガミ)の群生があるそうだ。やっとこの山に登ることが出来て嬉しい。

 駐車場が無いというので、我隊にしては少し早目の出発をして駒形登山口に到着した。他に二つある登り口にしようか迷ったのだが、順当に駒形登山口にした。
 駒形駐車場にはすでに4台とパトールの車が2台止まっていた。
登山口 標示板とポスター
 近隣の方が駐車場の整理をしてくださっていた。

 舗装された入山口と藤の花、五月晴れの良い天気と言いたいのだが曇り、気温が高く晴れていると勘違いをする程である。
舗装林道
     舗装が終ると林道から山道になる。新緑のトンネルを歩くのが涼やかで、葉が眩い。カッコウソウが、大切に保護されているのが分かる標識が随所にある。
標識 カッコウソウについての標識
   森の中は、杉林である。伐採されたり、自然界の掟のように倒れている木を目にする。その木を有効活用した橋や山道の階段に、また道幅境界に利用されていた。
 
 地元中学生が立てた看板(右下↓)に【ここまで1,000歩 山頂へ3,500歩】とある。ということは、全部で4,500歩である。自分の万歩計を見ると1,000歩に満た無い。やっぱり、万歩計は壊れたのかな?
 丸太の橋「白滝橋」
     
 
森の番人 ウラシマソウ ヤマブキソウ
   独占状態で五月の山を登る。歩く所々で花を見る。ヤマブキソウが沢山咲いている。道の両側に咲くヤマブキソウに目を向けていると、一人の男性が追い越していった。振り返って『この花は何というのですか?と聞かれた。』
「ヤマブキソウです。」と答える。
 ジゴクノカマノフタの方が馴染みやすい ウワバミソウ 
   ここからこの男性との交流が始まった。『群馬の山は大好きなんです。』という男性は、雪山もやる山男さんでした。 奥様をいきなり谷川岳に連れて行ったら山は大嫌いと言い、もう一緒に登らないそうだ。
 『花の名前を知っていて いいですね〜。』と言われた。
 「とんでもありません。私などまだまだです。」
 『私は鳥に興味があってね。』と数種類の鳥の鳴き声を教えていただいた。
下へ2,000歩 上へ2,500歩
   
倒木の杉  丸太橋が整備されている   ヤマツツジ
 
 健脚な東京の人は、ヤマツツジの下で
写真を撮っていました。私達も一緒に撮る。
また、話し込んだ。


 
 環境安全パトロール隊による花の保護活動
 ハルトラノオ群落  ハルトラノオ 鹿の食害にならない様に防護柵
     肩の広場に登りついた。大滝口登山口方面へ少し下った所にカッコウソウの群落があると言うので歩きだす。下から登って来た方に聞く、数本咲いているとの話でした。
 ご対面!♪です。間近では見る事が出来なかったが、花の姿は分かった。
肩の広場 パフレットとノートがあった 杉林床にカッコウソウ 
     次の目的地へ向かってもう一度肩の広場に登りかえす。
 鳴神岳神社前 左側を山頂に向かって登る。
 鳴神岳神社 鳥居  フイリフモトスミレ
     双耳峰の桐生岳(鳴神山)山頂へ進む
ロープと木の根っこの道をを少し登る。左側は斜面です。
 分岐 木の根が張り出している  
      なんと!この石と木の根っこの間にショウジョウバカマが芽吹いていた。
ちょっと前の流行語を借りるなら【ど根性ショウジョウバカマ】です。

 先に登った隊長が手を差し伸べてくれました。
なんせ!私のアンヨは短いのです^^;
 ショウジョウバカマ 狭い岩登りと補助のロープ 
 団体、数組のパーティ、単独、パトロールさん 、私達のような夫婦隊で、超!混み合っている山頂からの眺望
     360度のパノラマを満喫する。曇りがいつの間にか晴れていました。視界が良い。南方面がちょっと霞んでした。しかし山波が幾重にも見え、素晴らしい景色であった。
 
ヤマツツジのトンネル  仁田山岳祠後ろ姿
     少し休憩して双耳峰のもう一つ仁田山岳に向かう。道なりに進んだつもりが、祠の裏にでてしまった。ちょっとお参りをして、ツツジの道を進む。第一展望台からは、赤城山を望む。
 仁田山岳
 赤  城  山
 
ヒメイワカガミ(コイワカガミ)
 。。。お待ちかねの。。。ヒメイワカガミ(コイワカガミ)に出合いました。最盛期です。感動しましたよ♪

 大滝口方面への山の斜面に咲いてます。沢山ありました。そこへは、危険で足を踏み込めません。
 
 狭い所を、花を踏まない様に写真を撮りますが、動くと踏みそうなので静かに静かに移動をしました。ここでも混み合っていました。

ヒメイワカガミ
    健脚な東京の方が下から登ってきました。もうカッコウソウを見てきたそうです。そして私達に珍しいスミレが咲いていたのでお教えたいと言う。
 しきりに、この変かな?と、見ているのです。さっき撮った私の写真をお見せすると『そうです』と微笑んで下さった。
仁田山岳から椚田峠に向かい、振り返って  椚田峠 
 また、どこかの山でお会い出来ますようにと声掛け合って別れた。この方は、駒形登山口へと下山して行きました。
 二場所目のカッコウソウ群生地に到着しました。少し下り込まないと見られません。 下るのか〜と、思いながらも逸る心を落ち着かせて群生地へ。
カッコウソウ群生地 
 言葉は、い・ら・な・い。。。。
 
何年も何年も憧れていた花にやっと合えたのです。
綺麗です。。。綺麗です。。。
 
 カッコソウを見ながらお弁当にしました。
 
   

 山頂手前から椚田峠を経て赤柴林道間で見た花
 
スミレ ホソバノアマナ? ユキザサ チゴユリ
ヒトリシヅカ フイリフモトスミレ ルイヨウボタン
ラショウモンカズラ  スミレ    ヒロハコンロンソウ? 

   カッコウソウを見て、更に下ってルイヨウボタンの群生地を見る。ベンチに戻ってまた休憩をした。
 さあ!帰りましょうと椚田峠に登りかえす。10m程登った所で、ストックを忘れた私はベンチまで戻りました(ーー゛)
隊長に呆れられる^^;

 
 椚田峠から赤柴林道を通り、駒形登山口に向かう。林道へ出るまでの道すがらヤマブキソウを見たりして下山する。林道に出てからが長い道であった。これなら駒形登山口への道を歩いたほうが良かったねっ。新緑が綺麗だったしねっ。この歩く時間は、長く暑かった!
アーチ形に倒れた杉 山道が終って林道に出る 
    すでに、夏日に近い太陽がギラギラと輝いてました。
 杉を切り倒している所や廃屋を3軒見る。住んでいたのかな?
 駐車場に居たおじ様に聞くと昔は釣堀があったそうです。
道理で廃屋には広い座敷が見えた。
 林道 駐車場が見えた 
 十年近く恋い焦がれていたカッコウソウを見た山をあっという間に下山?そうでもありませんね。良く歩きました。この山はアカヤシオをでも有名です。今度は、この季節に登って見ましょう。大好きな山になった鳴神山、もっともっと群馬の山を愛し登らなくてはです。

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