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恒例となった孫達との夏休み旅行計画は、私達 祖父母に任された。日程や候補地を選定して最終的に決定したのはここである。ばぁ〜ばの希望【山歩き】を入れてもらうのは外せない。それでも ”やぱっり困るぅ”と嬉しい悲鳴を上げた。
約二ヶ月前から計画が始まったのである。8月16日(日)〜18日(火)間で、栂池自然園と安曇野散策となった。
栂池自然園を歩く日をなか日の17日にし、午前中を散策予定にした。けれど天気予報は雨70%です。この夏休み旅行は、どういう訳か必ず雨と遭遇する。誰か雨女がいるんじゃない? 柔軟に予定を替えるようにしてあったが群馬から栂池自然園までは、距離があって子供を伴っては、かなりの時間を見ないと駄目である。
そうは、言っていられないのが天気だ。初日のみが晴れマークなので、その日(8/16)に自然園へ行くことにした。孫達は当日まで体調を崩す事も無く過ごせた。
いざ出発! 今日は晴れの予報なのに、上信越道を走り始めたら雨が降り出した。妙義、横川近辺は土砂降りです。
” 県境の長いトンネルを抜けると雨だった ”(長野) あれあれ! どうなっているの。。。?
松代SAで晴れ♪ やあやあ!良かった。 |
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今日は義息子の車に乗せてもらう事になりお迎えをしてもらう。早朝の出発は、さぞ大変だったでしょう。ありがとう♪
午前9時55分 栂池高原駅駐車場に到着した。思ったより早い到着である。仕度をしてゴンドラ駅へ向かって歩き出す。ゴンドラリフト「イブ」は6人乗りなので、2台に分乗した。 |
栂池パノラマウエイ 高原駅 |
孫U・Vちゃんは手をつないで |
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3才の孫は、一昨年の沼原湿原に次いで湿原は2回目である。山歩きは3回目、3才の孫に合わせてワタスゲ湿原を経て楠川(くすかわ)にて昼食、そして帰路へつく予定にした。
「イブ」乗車中の左窓には、上空にパラグライダーが数基飛んでいる。 |
パノラマウエイ「イブ」 |
パラグライダー |
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ぎらぎらの太陽が出たのは駐車場だけで曇り空、歩くには丁度良いお天気、熱中症の心配や、日焼けの心配が無くて良かった。「イブ」に乗った孫Vちゃんは、『怖い〜。。。』なんていう。しっかりとパパに抱っこされたいた。
(←)栂の森駅で下車して歩く。 |
ママと三姉妹 |
足取り軽く |
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栂池ゴンドラリフト「イブ」途中の駅、白樺駅で私達のゴンドラに孫Uちゃんが乗換えて乗車をした。栂大門駅からのロープウエイは、全員が一緒です。孫Tに、先日 登った八方尾根を教えたいと思ったが黒菱平から上はガスっていて見え無かった。自然園駅で歩く準備中の(↑)高校生パーティに出合う。我県の高校生であった。白馬大池を経て白馬三山を縦走するそうだ。頼もしいですね。 |
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トリカブト |
ヤナギラン |
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自然園駅前の広場で、トリカブトとヤナギランを見る。色鮮やかで綺麗であった。 オニシオガマを発見する。
今日は孫Uちゃんがカメラマンをしています。中々 堂に入っている。 |
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オニシオガマを撮る孫Uちゃん |
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さあ〜!進みますよ。 |
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栂池自然園入口 誰も写っていないですが、このようなタイミングを選ぶのは難しかった。 |
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オニシモツケの咲く、水芭蕉湿原。バリアフリー区間の木道をゆったりと進む |
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リフト売店で求めた花のパンフレットを見て、お姉ちゃん達にサンカヨウが実になったのを教えていると、そのパンフレットを『○○ちゃんにもかして』と片手に歩く3才の孫は、サンカヨウの実を見つけては『あった! あった!』と目を輝かせていた。パフレットと照らし合わせて花を当てるなんて、将来は植物学者でしょうか(笑)?博士でしょうか???(笑)と、ばば馬鹿ちゃんはつぶやく^^; |
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サンカヨウの実 |
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孫Uちゃんは、ずっとコンパクトテジカメで花の写真を撮っている。『この花は何?これは?』質問ぜめです。『クルマユリを撮るのにはどの位の高さがいいの?』高山の花にとても興味を持ち姉である孫Tと同じである。 |
クルマユリを撮る |
標柱 |
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わたすげ湿原 ちょっと遅かったが、まだまだ楽しめた。 |
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もう少しガスよ!上がれ! 白馬三山が顔を出しそうですが、ここまでであった。 |
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調子よく進んでいた我隊ですが、孫Uちゃんが消えた★” 木道の10cm位の段差でコケてしまった。怪我は無いのですが、往来する沢山の登山者の前という事もあって驚きの方が強く、湿原で初めての雨が……降った。
いやされるのはママの胸が一番なんでしょう。
小学2年生でも ”よし・よし” この時ばかりは、赤ちゃんになりましょうよ。 |
余裕で歩く長女=孫T |
ママに抱っこされた孫Uちゃん |
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楠川(くすかわ)までに見た花(撮った花) |
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イワイチョウ |
ツルニンジンの蕾 |
クルマユリ |
モミジカラマツ |
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オオレイジンソウ |
ニッコウキスゲ |
アヤメ |
オオバミソホウズキ |
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お弁当 |
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冷たい! |
もぐもぐ おいしいね〜 |
ご飯粒をつけて、左手にはから揚げです |
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お弁当を食べていると雲が更に厚くなりました。融水で遊んだり、川縁にある花を見て調べて充分楽しみました。雨の落ちない内に帰りましょう。楠川にある期間限定の公衆トイレを済ませて復路をとることにしました。帰路は、分岐を右に進みます。 |
楠川に架かる橋 |
橋から登って分岐 |
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午後のカメラマンは、孫Tに代わった。ばぁばと孫Tは、皆より一足も二足も遅れを取る。
揺れるワタスゲやチングルマの穂に見入る。池塘を眺めるとお菓子の鳩サブレに見えたりした。孫Tは違う形に見えると言う。『星だよ〜。』「おお。。。」と納得した。
次は、湿原一杯に咲く小さな紫の花、タテヤマリンドウを見る。モウセンゴケの群生にトンボと思しき昆虫がくっついていた。食虫植物の話をして、前方を見ると皆が待っていた。
『またまた ばぁばとお姉ちゃんののろ足隊が始まったの?』(笑)昨年の後生掛自然研究路を思い出させたようだ。
「は〜い♪そうよ」(^^) |
鳩サブレに見える |
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キヌガサソウを撮る |
木道の先に皆が待つ |
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どうしても見せてあげたかったキヌガサソウが咲いてました。良かったと喜ぶのは、ばぁばです。
先手で到着した孫Vちゃんが『ゆき!ゆき!さむいよ〜〜』と風穴を教えてくれる。温度計は5℃を指している。風穴の岩肌にミツバオウレンが咲いていた。白い花の見分け方なども話してあげた。 |
風穴の中、温度計 |
風 穴 |
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帰路の湿原で撮った花 |
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チングルマの穂 |
モウセンゴケ |
ワタスゲ |
イワショウブ |
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バイケイソウ |
キヌガサソウ |
ミヤマシシウド |
シュロソウ |
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タケシマランの実 |
タマガワホトトギス |
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サラシナショウマ |
※秋が始まった湿原は百花繚乱全ての花を撮るのは困難でした。孫と楽しむのが優先です。 |
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無事に一周してきました。孫Vちゃんは、なんと、楠川までの往復全部を歩き通しました。元気!元気!です。山荘売店でソフトクリームを買う事になり、店員さんに声掛けをしたいと言う。小さい声で スイマセン! 大きい声で ”スイマセン!♪” 買えましたよ。 |
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自然園入園口のスタンプをもう一度押したいという孫T、ばぁばが付き添って戻る。そこでクロバナロウゲが咲いていなかったと思い出し、職員さんに訪ねると『今年は遅いんですよ。』 隣にいた別の職員さんが『今日遠くに咲いているのを確認しました。ご案内します。』とおっしゃってくださり、3人で自然園内にもどった。 |
レリーフ |
やっぱりこれでしょ! |
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沢山お話をしながら木道を歩き、覚えのある場所に来た。遠くに確認出来た。嬉しい♪ ふっと!足元を見ると木道に顔を出すように一輪咲いているのに感激をする。
孫に見せてあげたかったこの季節の花を殆ど見た。お礼を申し上げて入園口のカウンターでお別れをした。私達の専属案内人さんでした。ありがとうございました。 |
乗って来たロープウエイ |
今日の天気状況 |
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ロープウエイ、ゴンドラを乗り継いで栂池高原駅に到着した。自然園では少し涼しく一枚羽織ったが、下へ降りるごとに暑さを感じた。
栂の湯の足湯でまったりする。塩胡瓜一本と味噌胡瓜をパクパク食べて足湯に浸かる。その前にかき氷も食べましたね。孫Vちゃんはゴンドラの中でパパに抱っこされて夢の中、ひと足先に車に乗った。 |
栂の湯 足湯 |
車中の孫U、Tちゃんの手 熟睡中 |
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心配したお天気は、雨にならず歩きやすい一日でした。3,000mの山並み白馬三山を青空と共に見せてあげたかったが、望めなかった。今回だけのチャレンジで無く、次もその次もあるので後の楽しみにしましょう。栂池自然園は、充分楽しめた。
明日は、安曇野の散策と美味しいものを食べる目的があります。明日は雨なんだよね〜。
楽しい一日が終ろうとしている。山歩きが出来て、旅行が出来る幸せに感謝です。 |
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