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昨年、ある記事で珍しい花が咲く事を知った。八ヶ岳は素晴らしい山であるが、我隊では到底登れない山と思っている。そしてこの特別希少野生植物を見る事も出来ないと思っていた。今年もこの花の情報を耳にする季節になった。 ひょんなことから私達の足でも見物出来ることを知る。即刻 動作を起こす。その時間の早かったこと^^;
すでに咲き出した情報から10日間は経過していたのである。
この日、この時から我隊は山頂を踏まない【のろのろ花見隊】となる。 |
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赤岳山荘には、予定通りに到着をした。しかし土曜日なので登山者が相当数いると予測されることから駐車場が空いているか心配をした。まあっ成るように成るだろうと、玄関前に車を止める。女将さんが出て来てくれて、空いているという。 |
赤岳山荘 |
水飲み場 |
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ラッキー!兎に角、幸運です。最後の2台目でした。
外は、雪のようにフワフワした白いものが飛んでいる。聞くところによるとヤナギだそうだ。 ああ〜この場面は一度、遭遇していると思った。 |
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南沢入口 |
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進入禁止ロープがある橋 |
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美濃戸山荘 |
堰堤 |
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八ヶ岳の森の一部分に足を踏み入れた。北八ヶ岳を思い出す苔むした鬱蒼とする樹林帯だ。小さな花が足下に咲き、ちっとも前に進まない。のろのろ隊は、更に【のろのろ花見隊】になった。 |
樹林帯 |
小さな橋 |
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ご・た・い・め・ん〜!
咲いていた森の妖精(通称・愛称)
あえて実名を記しませんm(__)m
サムネイル画像をクリックしてください
m(__)m |
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注意書の立札が随所に |
サムネイル表示↑ 標識の内容 |
亜高山帯の針葉樹に生える。北半球の亜寒帯に広く分布する<中略>変種で花の下部にある距が長い。分布は、本州中部地方のみで、苔むした針葉樹林下部の林床にまれに生える。生物学者牧野富太郎が「最も美しい野生蘭」と称えたが、鬱蒼として暗い林床に生える姿はまるで森の妖精のように美しい。数か所自生地があるが、盗掘、過度の踏み荒らし、鹿の食害にともなう環境の変化が懸念される。個体数が限られた絶滅危惧種(故新井和也氏談)
<中略>県条例(長野県希少野生動物保護条例 平成15年指定)の特別希少野生植物に指定されています。原則 無届けでの採取・譲渡が禁止されていますので、保護にご協力をお願します。尚パトロールを行いますが、盗掘を発見した場合、下記の関係機関に通報お願いいたします。
美濃戸山荘・八ヶ岳山荘、茅野市生活環境課
盗掘防止・保護活動にご協力をありがとうございます。個体調査中です。自生地への踏込はご遠慮願います。 |
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右側から |
正面 名付けて「三姉妹」 |
左側から |
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八ヶ岳への登山者と |
牧野富太郎博士が「森の妖精のよう」と例えた様子が伝わる。可愛くて小さくて優しくてキラキラ輝いています。
「森の妖精」は全て保護されています。ロープの中、一株ごとに番号が付き管理されています。”時間よ止まれ!”と、いう心境は何時もとおりで。。。じっくり見ていたい。 |
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山ゾーンで咲いていた花 |
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スミレ三種
(←↑→)
葉がそれぞれ違った
こうして画像で
見ると微妙に違う様にも
見えるし…
分かりません。 |
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ではでは、少し歩きましょか?登りましょうか?と歩を進める。何組も追い越された。私達と同じような花見隊の方もいれば、宿泊組、日帰り組が続々山に入って行く。 |
2番目の橋 |
橋の下 清流 |
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傾斜がきつくなった |
やっと八ヶ岳の一部が見える場所まで登りつめた。赤岳が見えたのか?阿弥陀岳か?分からず、登山者何組かに聞くがハッキリしなかった。下山して来る若い女性二人に聞くと阿弥陀岳と教えてくださった。ありがとう(^^)
そうか。。。あれが八ヶ岳連峰の一つか。。。感動です。
我隊は、ここで帰ります。 |
記念写真 |
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南沢の上 正面に阿弥陀岳 |
真っ二つに折れた木 |
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コンビニ弁当と持参したきゅうりの漬け物、ミニトマトでお昼にする。
その前を、何組もの登山者が主峰赤岳等へ向かって行った。 |
南沢にかかる橋 |
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3,000m級の山には若者達のパーティが集まるのだというのが見て取れる。私達のようなカップルも勿論、単独で今年の開花を見に来た人、写真を撮るグループと様々であった。
赤岳山荘前では、ヤナギが朝と同じに舞っていた。 |
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(←)朝、気になった【御柱ご神木発祥の地】という登り端が連なる場所へ寄る。そこは原村にある八ヶ岳農業実践大学校脇の道路である。
農場直営所でアイスクリームを食べる。
その後に立ち寄ったのは、佐久市を通ると毎回気になったぴんころ地蔵尊です。お参りをしました。(→) |
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八ヶ岳中央農業実践大学 |
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ぴんころ地蔵様 |
二年越しで見たかった花にも巡りあえ、机上の山・胸中の山でしか無かった八ヶ岳の懐へ入れて充分満足です。
ぴんころ様にもお参り出来たし言う事ありません。今日の健康に感謝 |
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