長野県 池の平湿原 
三方ヶ峰2,040m・見晴岳2,095m・雲上の丘2,110m

   池の平、いかにも湿原の出てきそうな名前で頼もしいが、ここも火山の火口だったところだ。湿原の南側に、非対称的な山稜を見せている
  三方ケ峰火山の噴火によって、山体の大部分が崩壊、陥没してできたカルデラが、この池の平だ。現在の浅間山よりさらに古い時代にできた
  もので、周囲を取り巻く低い稜線は、カルデラの外輪山にあたる。池の平という以上、昔はもっと池が大きく、湿原も広かったに違いないが、
  今、アヤメ池(現在は鏡池)と呼ばれているもっとも大きな池でも、周囲数百mの小池に過ぎない。  【実業之日本社「湿原を歩く」より】
                                                                   
タイトル写真:見晴岳山頂 
平成23年 9月24日(土)    
               のろのろ風風





赤線=往復路
 自宅発AM6:15→東村→吾妻渓谷→鹿沢→地蔵峠→池の平
 駐車場8:10
  駐車場8:26…池の平湿原8:38 左へコケモモライン
 放開口8:49 8:55…忠治の隠れ岩9:03…鏡池9:04 9:10…
 おとぎの森…三方ヶ峰
9:20…見晴コマクサ園9:25…見晴岳
 10:02 10:20…ピグミーの森…雲上の丘
10:33 11:05

 雷の丘…池の平駐車場11:38
                         歩行数 9,150歩 
 駐車場11:55→地蔵峠→嬬恋→吾妻渓谷→吾妻峡温泉天狗の湯
 12:5013:35→あづま屋14:05 14:40→自宅15:10
 
                       一日の走行距離  164km              
表示:   → 一般道   …歩き マップ

 24日は、降水確率0%の秋晴れのようなので歩きましょうと思い立つ。渋川総合公園のつもりが、長野県池の平と三方ケ峰に決まった。ええ~! そこ? なんで~? ちょっぴり文句を言う。「そっかぁ~! 先週 登った黒斑山を眺められるね。」 コロッと気分を変えて急遽支度をする。


8:26
 今朝は早めの出発です。先週の黒斑山より30分早く家を出る。途中で朝食をとらないので1時間早く到着した。
 8時30分、池の平湿原には誰もいません。私達だけの貸切です。
独りじめの池の平湿原は、キーンとする涼やかさ、夏はもうないですね。長袖、ベストを来て歩く、気温17~19℃ 
朝の駐車場 池の平湿原入口
8:38   
   湿原を左回りに  東から西方を見る コケモモライン  雲上の丘
 

 ヤナギランの穂  紅葉したヤナギラン  ススキ   木道の霜 
   秋が始まっているのが湿原全体の色で分かる。花や植物は結実し、冬の到来準備である。その中に紫色のリンドウは高貴な色を見せている。木道を歩いていると木陰では一面、霜が降りて(↑上右)いた。ここが一番温度が低かった。17℃

8:49



8:55
   


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  放開口では八ヶ岳と富士山が見えた。なんと雲海の上に富士山が浮かんでいます。こんなに素晴らしい景色を私達だけ見ていいのでしょうか。
 すると、一組のご夫婦と会う。
 「おはようございます♪」

 この季節、沢山咲いていたのはリンドウです。日陰とか日当たりの良い場所によっては花付が違う。
放開口から八ヶ岳方面と雲海 ヤマハハコ
      他には、アザミ・マツムシソウ・イワインチン・ヤマハハコ
結実した花は、ゴゼンタチバナ・マイズルソウ・ヤナギラン・ニッコウキスゲ・ナナカマド・シラタマノキ
ドライフラワー化した花、ウスユキソウ

 駐車場には数台の車があったが、誰もいない。静がでいいですね。池の平中心の木道に2組目(↓左2枚目)の散策者を発見。
 鏡池の水面は少し波立っているが、山並みを映しています。ここも貸切状態で見学です。
 
  リンドウ 
9:03




9:10
 
  ウスユキソウ立ち枯れ  木道に2番手の人影  忠治の隠れ岩   鏡池 
 
9:20

 
             サムネイル表示→
 コマクサの丘に着くと先着の男性2人、一人の方は15年ぶりという。ゲートが開かなくて、待機していたそうで今朝の車中は気温6℃だったそうです。
アザミ 
 コマクサ園⑥⑦から蓼科山と雲海 池の平
9:22
 私達が歩き出した時も17~19℃位、肌寒かった。
私:蓼科山と八ヶ岳の間に見える烏帽子のような山は、ご存知ですか?
男性:あれは。。。わかりません。富士山の隣は代官山で。。。(^^) その街は渋谷で。。。(^^)
私:???代官山
私達と男性2人: 大笑い♪ 
(雲上の丘の方位版で南アルプス北岳と分かりました。
マツムシソウ イワインチン
10:02 


10:20
  見晴岳に着くころには、ボチボチとお会いする人がいました。健脚な男性と会話、『お二人の写真撮りましょう。』なんて言ってもらい パッチ! 逆光のシルエットの素敵な写真を撮ってもらいました。「年賀状に使えそうね(^^)」と喜んでしまいました。もう今年も、そろそろ そんな時期ですね。
見晴岳 ゴゼンタチバナの実
10:33


      雲上の丘に着くころには、そこそこ人にすれ違う。
 お昼にするには少し早いが、やはり食べましょう。今日は、おにぎりです。このような展望を見ながら食べるのは贅沢です。正面には、先週登った黒斑山、その左には水の塔山、東篭の塔山、右には高峰山が見えます。勿論360度の大展望です。大分気温が上がり26℃、さっき、ベストは脱いだので今度は長袖を脱いで半袖になる。 
  雲上の丘 雲上の丘 方位版
11:05   そういえば、見晴岳でお会いした男性が、見晴岳にも方位版が欲しいと言っていましたね。私もそう思いました。
 雲上の丘の方位版と同じものとまでは言いませんが、あると便利ですね。この方位版を、じっくり眺めたのは久し振りです。
  ナナカマド 池の平 
11:33       雲上の丘から駐車場に向かう雷の丘手前で、小学低学年生を頭に、下は4歳までの子供たちの団体に合いました。
 元気!げんき!です。何歳?と聞くと、『4才!(^^)』と返事が返ってきました。【子供教室】の児童で先生5~6人、児童15~18人位でした。
 我が家の孫達の山デビューを、今か今かと計画するのですが、なかなか叶わない。いつかな~(^^)
   池の平湿原入口 東屋  満車の駐車場
 
   朝自宅を出発して大きな忘れ物をした。愛用のデジイチを持って出るのを忘れた。バックの中にはコンテジをいつも1台持っている。山用の防水コンテジが1台、この2台がフル活動である。とってもよく撮れるし、カメラも軽いし、心も軽いし、良いことずくめである。
 池の平のコースを、ゆったりと余裕で歩くこと3時間、のんびり出来ました。足腰を鍛えて秋の山を一つでも多く、悠々自適で登りたいのです。今日は、のんびりと落ち着いた気分で歩けた一日でした。

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