年月日 天気 見学地
H20年7月18日 午後18:11出発
    7月 19日 滋賀県 伊吹山登山
長浜・近江八幡
   7月 20日 京都府 三千院・寂光寺・
比叡山・信楽焼
   7月 21日 滋賀県 彦根・帰路
 伊 吹 山
 
昔町エリア(湖東)・ 比叡山・
 大原三千院
・信楽焼の旅


           滋賀県 ・ 京都府


 7月19日

 伊 吹 山  

1,377m
<7月18日>
  自宅発PM18:11→駒寄PA PM18:18⇒佐久IC19:11→ →岡谷JC⇒
  恵那峡SA  PM22:27(泊 ) AM5:40起床 6:34発⇒関ヶ原IC 7:35→
  伊吹山ドライブウェイ(¥3,000)→山頂  駐車場8:05着

 <7月19日>
  駐車場AM8:40…西遊歩道コース…山頂AM9:50 10:35…東遊歩道コース…
  駐車場AM11:35   駐車場発PM12:05

 滋賀県と岐阜県の県境に位置する伊吹山。日本一大きい湖、琵琶湖を見下ろす山々の中でもひときわ高く、優美に裾野を広げている姿は気品にあふれている。【伊吹山自然観察」ガイドより】
 
伊吹山ドライブウェイからの伊吹山
  伊吹山を知ったのは、ある大学の山岳サークルHPであった。時同じくしてテレビにて山の情報を得た。【花の山】なんだと知る。「花の百名山」にも一座として載っている。花が大好きな私達、引き付けられる何かを感じた。いつかは登ってみたい山と心に刻む。今年、チャンスが訪れ登れることになった。私達の夏山は伊吹山に決定する。
 快晴の今日は標高約1200mの駐車場も暑い。猛暑記録が出ていて記録更新をしている「焼ける」と思い、しっかり日焼け止めを塗り、帽子はもちろんであるが手甲もする。風が以外にあり爽やかであるが汗はタクタクと流れる。
 山頂駐車場の西の茶屋左奥に登り口がある。山頂まで約40分、距離1,000m緩やかな勾配で歩きやすい遊歩道である。
「恋人の聖地」伊吹山、恋慕観音像前を進む、入口付近から沢山の高山植物が目の高さに咲いていて驚く。
第一声が、「わあ~!・・・・花が、いっぱい。。。 良かった…来て良かった。」

伊吹山の花を どうぞ 見てください。
カワラナデシコ ホタルブクロ メタカラコウ ヤマブキショウマ
キバナノレンリソウ クサフジ ヒロハシモツケ ホタルブクロ
ウツボグサ キバナカワラマツバ フウロソウ キンバイソウ
ニッコウキスゲ イブキジャコウソウ オオハナウド クガイソウ
イブキトラノオ シモツケソウ

まだまだ他にも沢山咲いていましたが、紹介しきれません。
山頂手前 琵琶湖にむかっての景色 緑の稜線の中にも花が沢山咲いています。

山頂方面・右斜面には、3合目からの登山道が見えます。↑ (琵琶湖を背にして)

 花・花・花なんですもの足が進みません。少し進んではこっちの花の写真を撮り、またこっちの花の写真を撮りと言う具合でした(^^)
 伊吹山ドライブウェイ料金所で支払いを済ませた時に頂いたパンフレットに花の名前が列挙してあった。見た花に○印をつけることにする。
しかし、花の写真を撮りたい一心で、○つけを止めた。何とも単細胞なのかと思う。
 そうこうする内に山頂手前の草原群落①②に着く。
 あっという間に霧が立ち込めた。キンバイソウを撮ろうとするが
山頂標識・日本武尊像前④ イブキジャコウソウ群 展望デッキ

 風が強く静止する間が無い。どうにか撮れた。
手にじっとりと湿り気を感じる。汗の体と霧の湿気とで、重い感じがする。

 夏は伊勢湾から冬は若狭湾から強い風が吹くという。この風は伊勢湾から来るのかな…?

山頂に到着 
広い山頂には神社・像が立ち、土産店もある。
何でも有りの山頂は観光化されている。そんな喧騒から一歩外れると、花畑でした。
 あれっ! イブキジャコウソウを見ていないじゃない?あたりをキョロキョロと。
ありました。←

百花繚乱■■
キバナカワラマツバ・イブキジャコウソウ・カワラマツバ・アザミ・オオハナウド

■■
噂に聞く伊吹山は期待を裏切らない花の山でした。
ゆっくり休憩をとり、帰りは東遊歩道を下る事にする。駐車場まで1500m約60分である。
東遊歩道に入ると登ってくる時とは違った花畑の風景である。伊吹山のシンボルとも言われるシモツケソウは、まだ8分咲きでした。そのピンクの絨毯を思わせる色合いは充分に感じとることが出来る。▼▼
ミヤマコアザミ

▼▼4歳の男の子と、5歳の兄弟が後に先になり下っていく。
登り始めた時からほぼご一緒のご夫婦。

 花を見ながら楽しんでいると、以前から知っていたかのように会話が出来てしまうのは、山に登った人だけに通ずるものである。

メタカラコウ・シモツケソウ群 

 伊吹山ドライブウェイを走っていて面白い光景を見た。
それはアマチュアカメラマンが大きな望遠レンズを空に向けて、何かを待っている。何なのかな~?と思った。
 
ここはイヌワシの生息地であった。▽▽
空の王者イヌワシに会いたい。
大空を悠々と飛行するイヌワシの雄姿は、昔から多くの人々を魅了し続けてきました。生息数は全国で200ペア程度が繁殖しているに過ぎません。その中の1ペアが伊吹山を含み旧伊吹町のエリアに棲んでいます。
【伊吹山自然観察」ガイドより】
ミヤマコアザミの群落

 ▽▽霧が琵琶湖を覆い隠してしまった。
伊吹山周辺は、日本海型気候と太平洋気候の境目にあり、冬になると寒冷の季節風が吹き過去には積雪量11.82mを記録したそうだ。これは観測史上世界第一位として、現在でも記録は破られていない。
 平均風速、夏は7m、冬で10mという風の山である。

 この霧はある一定の時間から絶え間なく続く、消えたと思うと直ぐに湧き上がって来る。

 このような自然が伊吹山の花たちを育み私達を楽しませてくれるのであろう。
山頂測候所

伊吹山は草本植物に富み、薬草の多い山として古くから有名で、本草学者、採薬師、植物研究者などが良く登山し、植物の調査をしました。そのためこの山で初めて採集され、学会等に報告された植物が多くイブキ(伊吹)と名のつく植物が約21~37種もあります。
メタカラコウ

後に先に歩っていた、岡山県から来たご夫婦は、3度目の伊吹山と言っていました。花の一番良い時期を狙ったと言う事でしたが、今年はまだ早かったとのこと。確かにシモツケソウのピンクの絨毯とは言いがたかったけれども、見渡す限り花、大満足の山でした。

←朝の駐車場と違って、ツアーの観光バスや乗用車が所狭しと止まっている。これだけ多くの人が山に入っている。「人気の山」「日本百名山」「花の百名山」といわれる所以でしょうか。

K2Couple あたさんと、はらっぱさんのHPを紹介させていただきます。



H20年8月3日に登った伊吹山です。
花がいっぱい・いっぱい、花の絨毯です。


 
inserted by FC2 system