群馬県沼田市  玉原湿原  1,186m        

     

平成 21年 8月 9日 (日)
天 気   
メンバー    のろのろ風風
  → 一般道    …歩き ⇒高速 
  自宅発AM9:48→渋川伊香保IC⇒沼田IC10:07→玉原湿原センターハウス兼レストラン
  駐車場AM10:36
  駐車場発AM10:55…湿原 左回り…駐車場PM12:23

  
                                         歩行数5,035歩
   駐車場PM12:30→12:4514:07→道の駅川場田園プラザ→沼田IC⇒渋川伊香保IC
   →自宅着PM16:00
 
 最近の天気には「出端を挫かれる」事度々である。戻り梅雨から始まった雨はどうなっているのでしょう。7日(金)夕方、都心の雷による豪雨ニュースには驚きました。わが町も6日晩には雷雨でした。長時間の雨で未明まで続き、時として大きな雷で眠れず深夜までうとうとしていました。この2日間の雨で土曜日は、出かける気持ちは当に失せてしまった。8日は一日中庭の手入れをし、草退治をする。夕方からまた雨であった。

 出かける用意が整ったリュックを見ているとやはり歩きたいと思う。ならば日曜日(9日)に近場の玉原湿原を歩こうと何と無く決まる。
 さて、日曜日の朝、目覚めると霧雨が降っている。またしても出かける気持ちがなえてしまった。朝食を済ませて、外を見たりするが雨は降っている。
 ”中高年のための登山学”著者、登山家岩崎元郎さんの一言が思い出された。「現場に行ってみる」である。
湿原センターハウス
兼レストラン
林道入口

 駄目もとで玉原湿原に行ってみようと思う。遅い出発AM9:48です。約1時間後レストラン玉原センターハウスに到着する。やはり雨である。もう合羽を着て濡れるのは嫌なので、うろうろと売店にて野菜などを買う。湿原案内の掲示板に昨日8日、午後1時10分小熊が出没したそう。その前にも熊が3回出没の様子
 益々、億劫になる。
林道から湿原入口

 歩く仕度を始めている男性4人グループと話し込んでいる主人。そうこうしていると、あれ!明るくなって雨は殆ど落ちていない。
 やっぱり!歩こう! 他のグループや家族連れが徐々に湿原に向けて動き出した。私達も熊鈴を鳴らして出発です。
湿原センターハウス内掲示板 紅葉を始めたナナカマド

湿原(林道)で咲いていた花等
キツリフネ ツリフネソウ キンミズヒキ 木苺 ヒヨドリバナ
ハンゴンソウ ミズギク タムラソウ ギボウシ
ツルリンドウ クルマユリ リンドウ ホツツジ ウメバチソウ
写真はありません。
リョウブの花 キンコウカ アジサイ キノコ トリカブト

 ここ玉原にはニッコウキスゲは咲かない。湿原を彩っているのは、ミズギクの黄色であった。湿原全体に鮮やかさは無いものの緑深く、オゾンいっぱいである。標高が1,186mと低いせいか、湿度の為か、暑い。

 林道から湿原入口を右に入り、木道を進み、クルマユリを見て木道なりに進んで原にでる。湿原一周コースをとる。左周りである。
 
 今 盛りは、タムラソウとミズギクである。目に飛び込んだリンドウに驚いた。秋が始まっているんですね。夏らしい夏が無いまま、秋が着実に訪れている。既に立秋も過ぎているのですから尚の事です。

 大きく左カーブをして、休憩デッキでお茶にする。その少し手前にホツツジが咲いていたので写真を撮ろうとすると、蜂に追い掛けられるようにまとわり付かれた。早足で歩きその場を過ぎる。ホツツジの木の周りは蜂の領域であった。蜜のご馳走にあずかっていたのを邪魔したんですね
休憩デッキ

 休憩も終わり林の中に入る。L字形の枯れた木と、シャラの大木、白い花のコントラストが綺麗だったので、写真を撮ろうと座りこんで見上げる。シャッターを切る直前にL字の角に、見ちゃいました!!!
 ぎゃー!!! 長いものが、のんびりと日向ぼっこのようにいました。私は飛んで逃げました。
 『写真撮ってやるよ! カメラ貸して!』と隊長。もう いや! 写真なんかに撮らないでよっ!
 私は、目の前にじゃんけんのチョキで、視線をチョキチョキ切りました。
 今…こうやって記録を作っていても思い出す。
 …あの長いものは、ちょっと赤かったよ。やまかかし? かな??? もう~いや!
ダケカンバの節

 玉原湿原は、数えきれない程、来ていますが長い物に遭遇したのは今回が初めてです。。。。後続のご夫婦に「見ましたか?」と訪ねた所、私達が追い払ってくれたので見なかったという。

 今年は、これで3回目の遭遇である。もう、もう見ないでしょう。

 ダケカンバの節が、目や「あ~あ」と、いう口にも見える。2本の木に癒されて進む。
 『小川の水が冷たい。』手を洗った主人がいう。水量が多い。
 分岐をさらに湿原の方へ進む。休憩デッキ手前で、木苺が真っ赤に熟したのを発見する。リュックを下ろしてからじっくり撮ろうと思った。下ろしていると、後ろの男女混合のグループが木苺を発見した。カメラを持って2歩後ろに下がった私は愕然とした。そのグループの女性達が『ああ~甘いね~。美味しい。もっと無いかしら??』
ミンナ タベテ シマイマシタ!←うわばみ〈蟒蛇〉。。。とは、このような事です。

…ガッカリ…

 そうそう 林道の「ぶなのしみず」近辺にあった。あそこで撮ろう…。
 そこでも発見されたら食べられちゃうよ^^;

 自宅から出発して2時間の出来事にしては、今日は盛り沢山の事があり過ぎです。
 背負っていた空ペットボトル3本に「ぶなのしみず」を汲んで帰路に着き、途中にて玉原の宿みのやにて手打蕎麦を食べる。美味しい。玉原の清水で作った手作り豆腐が甘くて、これも美味しかった。

 雨に降られる事無く過ごした湿原の充実した1時間30分

 家にてコーヒーを落として飲む。。。。美味しい♪
ギボウシに虫



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