長野県上高井郡・群馬県境 毛 無 山 1,941m                 

●毛無山 (資料が無く御飯岳の説明より紹介)
①御飯岳
 御飯岳(2,160m)は上信境の山々のうちでも登山者が少ない、万座温泉の奥にある。四阿山・浦倉山から北へつづく県境稜線上に黒木と笹に包ま
 れた大きな山体を横たえている。登路としては、県境の毛無峠から北へ、笹薮をこいで3時間といわれてきたが最近では笹が多少刈られたので
 毛無山を経て2時間足らずという。  【上毛新聞社「私が登った群馬の300山 上 」より抜粋】
②御飯岳
 ・上信国境にどっしりと鎮座する。黒木や笹に包まれた山。山名の由来は長野県中野市方面からの遠望が、飯を盛った形に見えることから由来
  するという説がある。
 ・四阿山のすぐ北に位置する所に、巨鯨が横たわったような山がある。これが私にとってはじめて聞いた御飯岳である。(略)万座からは交通の便も
  良く車で毛無峠まで行き登る事にした。まずは直ぐそばの毛無山に登り(略)御飯岳は毛無峠から南北に長く、東が群馬県、西は長野県に別れ
  る。(略)妙高山、高妻山も手に取るように見えその感動を心に持つ  【ぐんま百名山選定記念 「わたしの百名山物語」より抜粋】
平成22年 9月11日(土)    
         野路野路クラブUリーダー、他3名、のろのろ風風
赤線=往路 青線=復路

 自宅発6:00→メーンバー宅各々→吾妻渓谷 R145→万座鹿沢駅
 コンビニ調達7:34 7:44→万座ハイウエイゲート7:54
¥1,020→茶屋8:00
 8:05→万座温泉→万座道路 466号→毛無峠駐車8:40
 駐車場9:00…鉄塔下通過9:07→手無山9:3410:35…駐車場
  11:10
                                  歩行数 2,780歩
 毛無峠駐車11:17→横手山→志賀高原→秋山郷R405分岐12:42
 →切明温泉手前12:45(休)13:00→切明温泉日本の秘湯13:22
 14:25→とちの木土産物店→見玉不動尊前茶店→津南観光物産館→
 塩沢石打IC⇒渋川伊香保IC17:36→食事17:45 19:00→メンバー宅
 各々→自宅着19:20
                              走行距離 302km
表示: ⇒有料道   → 一般道   …歩き Yahoo! JAPANマップ

 野路野路クラブUリーダーとすっかりご縁が途絶えてしまい1年ぶりのお声を聞く事になったある日「この辺で、どこかの山に登ろうと思いますがご一緒していただけますか?」とお話をすると了解が得られて数人が集まった。車1台に乗れる人数なので限定されたメンバーとなる。このメンバーは2年振りの結成です。
 今の季節はリンドウである。リンドウといえば草津白根山、その方面に展望も良く静かな山を探す。万座温泉奥の長野県境にある360度のパノラマの山、毛無山にトントン拍子で決まった。
 
 四阿山     土鍋山     破風岳      毛無山     御飯岳 
 心配はお天気である。9月に入っても猛暑・猛暑、うんざりする暑さの毎日であった。台風が発生して上陸するもののその後はまた猛暑が続く予報であるので大丈夫のようだ。


9:00  



 当日は、2年振りのメンバーを祝ってくれるかのような素晴らしい天気でした。
 Uリーダーとお会い出来る事がとても嬉しかったです。山座同定をしていただくのは勿論の事、山以外の話も楽しいです。人を飽きさせる事無く、話の渦に引き込んでくれます。
 毛無山へ登って下山後、体力があれば毛無峠から破風岳に登る案もありましたが、2年ぶりに会った仲間同士、山登りも楽しめて顔を合わせる事を目的【時間を共に過ごす】に重きを置いて山頂でゆっくしましょうと決まる。

毛無峠 登山口 
9:07



 さあ~出発です! いきなりザレた道と、ほどほどの斜面である。回りの景色の素晴らしいことは言うまでもありません。言葉を失う。。。!  とんでもありません【熊鈴】のいらない女性達ですからひっきり無しに声が聞こえます。(笑)

浅間隠山方面 
   
浅間隠山    鼻曲山                     浅間山 
9:29



9:32
            ↓白馬連峰    
 歩けど歩けど大展望でした。登り始めたものの立ち止まっては山の同定です。そして足元に咲くリンドウを写真に撮り、紫色のクロマメノキ・コケモモ・ガンコウランの実等を愛でる。2~3歩進むと、またリンドウとアキノキリンソウの斜面に止まります。
 サムネイル表示
山頂付近から白馬岳方面遠望
もう少しで山頂
9:34





10:35
 毛無山までは標高121mの登り上げです。参考にさせて頂いたK2Coupleさんの記録ですと15分とあります。他の方のHP記録でも20分とある。私達は。。。34分で山頂に到着です。 休み休み、まさにのろのろ(野路野路)歩行でも順調な到着でした。参考記録の2倍あれば登れるでしょうと予測しました。過去の経験で糧となった力は、歩きを忘れる事はありませんでした。  

山頂 早お昼
   さぁ~!”山頂パーティ”の始まりです。主食はコンビニで各々が調達したおにぎりやパンです。女性メンバーが持ち寄った家庭料理は、すばらしく美味しいものばかりです。某テレビ局の「お味噌汁」 も登場です。ガスコンロも登場しました。 食後にはコーヒーと果物も登場です。
 
山頂より北 御飯岳   山頂より東 草津白根山 
毛無峠から山頂までに出合った花・実 
コケモモ リンドウ ヤマハハコ クロマメノキ
シラネニンジン イワカガミ イタドリ ガンコウラン
 ヤマハハコとイタドリ  シラタマノキ  アキノキリンソウ ススキとリンドウ 

土鍋山 破風岳

11:09


 贅沢な時間を過ごして、名残り惜しい山頂を下山します。登り始めた時より大分雲が多くなったように思われますがまだまだ青空です。下山しながらも山座同定のおねだりは尽きる事はありません。
 硫黄採掘時の鉄塔が、景観を悪くしているように思えます。これもこの山の歴史なのかなと思う。朽ちた鉄塔が一基、倒れていた。

鉄塔 
11:11


 毛無峠は絶えず見えます。先ほどより車が多い。
 赤い車とか上品な車が多く見られます。駐車場の先に数人の集まりがあります。なんとリモコン付きのグライダーを飛ばしている。まだ緑色の山肌を大きな鷲が飛ぶように、滑らかな放物線を描き飛んでいる。
 毛無峠 グライダーを飛ばす人達
11:17


 
 横手山を通って草津に戻り温泉へと予定をして、万座温泉街を通り過ぎる。
 横手山に着く頃に、『時間も早いし秋山郷へいってみよう。』と突拍子もなく発案した主人です。その話に『おぉ! いいですね~。』と、乗ったリーダーを初めとするメンバーは、意気投合が早い! なんと お気楽な仲間なんでしょうね(^^) 「それならまだ、入浴した事の無い切明温泉が良いなあ~。」と言う私、それにも皆さんが賛成してくれる。
 横手山を過ぎた頃、志賀高原へのルートで『槍が見えますよ!』と教えてもらう。確認出来ました。穂高連峰の連なりに槍ケ岳が見えて大感激です。
 
 13:22



14:25
  
 スキーシーズンの喧騒はどこへやらの志賀高原を通る。岩菅山に登った記憶を辿り思い出に興じる。あのリフトに乗
ったね。四十八池、志賀山も登ったね。林道を走る頃には切明温泉が待ち遠しく感じられた。
 到着しました。日本秘湯を守る会加盟の【雪あかり】は、鉄分の多い無色透明のお風呂です。私達は貸切状態でした。
切明温泉 雪あかり お風呂 
 湯船に鉄分の赤茶色がついていて手でなぞると赤い。黒班山に登った帰り、高峰温泉に入浴した時、他の人の後姿一部分が黒かったね。教えてもらうと自分もだったよ。なんて思い出して大爆笑した。
 切明温泉雪あかりの露天風呂は混浴です。女性は内湯のみでした。 
 
14:57


 13:05
 紅葉だったらきれいであろう秋山郷もこの猛暑の連日で木々は緑です。稲は徐々に黄金色になりつつあります。
 とちの木の民芸品や家具の製造販売店を見学、お腹がすいたと見玉不動尊前の茶店で栃餅を頂く。蕎麦茶と目薬の木茶が喉をうろおし美味しかった。
 
  サムネイル表示秋山郷の田  見玉不動尊入り口 標識
 
17:36



19:00
 津南を通り、塩沢石打ICから関越高速道にて帰路につく、順調に進み家に近くなってから下山祝いの食事して帰る。そこでも、話しても話しても尽きない私達です。今年にもう一度どこかの山へ行く計画と、来年4月にはカタクリの山へ登ることが決まった。今から楽しみです。


リーダーとの山行は 本当に楽しい。

過去の山行でも そして今回も
山への姿勢を教えていただいた。
友情や融和を大切にするその心も、自然と自分達にそなわる。
別れた後も余韻が残り心が温かくなっている。

今日の一日を。。。。ありがとう


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