【まえおき】春の野山を歩かず、夏の高山植物にもあわず、紅葉の情報も聞き流して今、半年が過ぎ去った。
血族に大病が発覚し、完治してもらいたい思いで家族共々病気と対峙した。帰郷したいという本人の願い通りにその段取りを踏む、入院、手術、転院、帰郷、転居、施設に入所と忙しなく日々が過ぎた。そして今は、穏やかに時を送っている。
さてさて、紅葉見物くらいは出来るでしょうと思いきや私が父と慕った叔父が旅立った。半世紀前の田舎の大家族、祖父母・両親・姉弟・叔父叔母達が生活する家族は懐かしいものである。その一人の叔父が永眠した。悲しい。。。。
台風21号が日本列島を縦断し大被害をもたらした。幸いこの辺りの災害は少なかった。被害に遭われた皆様、お見舞い申し上げます。天気も回復し、次の台風22号が発生している合間の好天を狙い出かける計画をする。 |
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正直言って足に自信がなくなっている。空中散歩と高原歩きなら大丈夫でしょうと昨年、親しい友達から教えて頂いた苗場ドラゴンドラに決まる。
朝8時30分の苗場スキー場ホテル前の駐車場は混み始めていた。整理員の指示に従って止めて、苗場・田代連絡バスに乗る。運転手さんの説明が温かい。 |
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バスターミナルシュネー |
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苗場・田代連絡バス |
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『今朝の気温7℃今は9℃です。』『平漂山には沢山の高山植物が咲きます。駐車場はここですよ。』『今日は、最近にない良い天気、苗場山の冠雪・青空・紅葉と三段です。数日前は霧に包まれて何にも見えませんでした。皆さん♪良かったですね』心がウキウキしてくる説明に乗車10分間を過ごした。 |
バスの中から平漂山登山口駐車場 |
田代ロープウエイ山麓駅 |
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今回の散策コースは、左回りにする。
田代ロープウエイから田代高原へ、
360℃の展望を楽しみ歩き、
苗場ドラゴンドラに乗車して下る。
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二居湖真上を通過、地上230m。 RW乗車の90人がいっせいに悲鳴を上げた。あまりの高度感とダム湖の上を進むRWに驚く。床に覗き窓があって見える。その高さに足がすくむ。 |
今日の気温 |
紅葉が映える良い天気 |
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宙づりの高度を体感して、
お隣同士で仲良くなる。 |
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まもなく山頂駅が見えてきた。 |
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田代ロープウエイ山頂駅 |
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山頂駅から俯瞰 |
↑苗場山 |
↑神楽ヶ峰 |
田代湖 |
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絶景に見とれる。あの苗場山は20数年来憧れの山である。その山が間近に見えるものの今後登ることは無いでしょう。冠雪している姿はあまりにも堂々としていて近寄れない感もする。田代湖も自分の立ち位置(高度)によって湖面の色が変わる。美しい!
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てくてくと歩く |
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散歩道を下って山頂駅を振り返る |
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鉄塔の真下に入って空を見上げる。RWの中から見た空は ”うろこ雲”が沢山流れていたのに、今はピーカンである。
のんびり歩きをしていると、後から来た団体さんがどんどん追い越していく。それにしても沢山の人出だ。
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鉄塔 |
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冠雪の苗場山と神楽ヶ峰 |
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苗場ドラゴンドラ山頂駅広場から更にパノラマリフトがある。「行きましょう!」で切符を自動販売機で買う。今日のRW一周料金(1人/¥2,800)には含まれていない。別料金、大人一人1,000円也、利用しないで登って行く人もいるし、下っている人もいた。我隊=弱足隊、最近は顕著に自信が無い。 |
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パノラマリフト 乗車 |
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苗場山がグングン近くなる |
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↑苗場山登山口 |
田代湖↑ |
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↑巻機山方面 |
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巻 機 山 |
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苗場ドラゴンドラ山頂駅広場には、レストラン、クレープ・ホットサンド・串焼き屋・コーヒーショップ等の店が数店舗あり食事には不自由しない。我隊はおにぎりお弁当を持参している。 |
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レストラン アルム |
広場に出店している食べ物屋さん |
レストランの施設を借りるため中に入ると良い香りが漂う。キノコ汁が美味しそうだったのでついつい買った。美味しいけどちょっと少ない?高くない?
お弁当を食べながらゴンドラ駅の乗車待ち人数を見ると半端な数でない。気持ちが焦ってくる。”早く並ばないと…” しかし しかし このお天気と高原、壮大な景色を堪能してからでいいよね。
そうこうして 過ごし、いよいよドラゴンドラへ乗車する。 |
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ドラゴンドラ内から俯瞰した景色と紅葉 |
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二居湖 |
標高差100mを下る |
左山肌の紅葉 |
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天候により七色に変化する二居湖 |
二居湖にそそぐ清津川 |
漂高差約200mの激下り |
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←往路に使ったらこの景色を見て
登ったのでしょう。 |
ジェットコースターのような下り |
後ろを振り返る |
この次は、右回りで訪れてみよう |
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ドラゴンドラ山麓駅に着くとシャトルバス(無料)が待っていた。大型バスがあっという間に満員になり、列を切られる。先のバスに乗れた。
駐車場は満車である。しかもホテルの前までも満車だ。紅葉狩りの一日は多くの人で賑わっていた。 |
ホテルの前まで満車 |
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のんびりしたつもりが、意外と早い時間だ。ちょっと寄り道に決まったのは、法師温泉、国指定文化財富沢家である。
その後は、観光の【ぶらり】となった。新里村のリンゴを買ってシクラメンも買う。道の駅霊山たけやまでは、下山して来た人に山の様子を聞き、いつか登りたいと思った。地場産の花豆を買う。お正月用と気の早い話です。
久しぶりのお出かけの一日があっという間に終わった。明日からまた介護とお世話がある。24時間、いいえ一分一秒を大切に過ごそう。健康である事、簡単そうで難しい。日々を大切にしたい。
今日の健康に感謝 |
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