群馬県・福島県 尾瀬沼 1,660m  三平峠1,760m

 ●平成19年(2007年)8月30日、本州最大の湿原を持つ尾瀬は、オオシラビソ林や山地湿原など優れた自然環境を有する。会津駒ヶ岳と田代山・
  帝釈山の周辺地域を国立公園区域として編入し、新たな一つの国立公園、「尾瀬国立公園」として指定されました。【参考:財団法人尾瀬保護財団
 ●名曲「夏の思い出」に歌われ、多くの方々に知られる尾瀬には、約8,000年前頃からでき始めた本州最大の高層湿原「尾瀬ケ原」をはじめ
  北海道・東北における最高峰「燧ケ岳」とその噴火でせき止められてできた「尾瀬沼」など、素晴らしい自然がほぼ手つかずのままで残されています。
                                                                   【尾瀬ツーリズムガイドマップより】
 ●尾瀬沼 尾瀬の中心的な存在で、静寂な水面に燧ケ岳の姿を写し、岸辺にはさまざまな湿生植物が咲き競う。
  標高:1660m  東西:2km  南北:1.2km  周囲:約9km  水深:約9.5m(最も深い所) 一周:約2時間半
                                                   
タイトル写真:早稲ッ沢(わせっつぁわ)よりの尾瀬沼と燧ケ岳 
平成23年10月 8日(土) 
 自宅発AM5:25→渋川伊香保IC⇒沼田IC→コンビニ昼食調達→
 鎌田→大清水駐車場
@6:48着

 社会実験電動バス大清水8:00→一之瀬8:20






往復路
  一之瀬A8:28…岩清水9:13 9:17B…十二曲り始まりC9:20…
 十二曲り終D9:38…三平峠E10:00 10:07…三平下
F10:27 10:33…
 早稲ッ沢(わせっつぁわ)
G10:35 10:40…尾瀬沼東岸10:58…第二長蔵
 小屋
H11:00 11:30 長蔵小屋・ビジターセンターI12:00
 早稲ッ沢(わせっつぁわ)12:17 12:22…三平下12:24 12:37…三平峠
 13:00 13:10…十二曲り下り口13:31…十二曲り終わり13:42 13:48…
 岩清水13:51…一之瀬14:26                          
 一之瀬14:30アンケート記入15:00  
 社会実験電動バス15:10→大清水駐車場15:22        
                          本日歩行数 20,525歩


 大清水駐車場15:40→寄居山温泉センターほっこりの湯16:05
 16:55→沼田IC17:45⇒渋川伊香保IC18:15→とんかつ九兵衛→
 自宅19:30
                          一日の走行距離  142km              
表示:   ⇒高速道  → 一般道   …歩き マップ

 8月31日の新聞地域版で、尾瀬大清水〜一之瀬 区間3.2kmをマイクロバス型の電気自動車運行が始まる社会実験の乗車希望者を募っていた。即刻、メールにて群馬県環境森林部自然環境課に申し込む。9月20日、台風15号が接近中で強い風が吹く17時50分 ”リ・リーン♪”  電話が鳴った。当選して乗れるという話であった。時間帯の希望を電話で確認してきたのであった。  
 尾瀬三平峠からの尾瀬沼は、私が山を大好きになった大きな理由のある場所である。臨時職員をしていた頃に、職場の山岳部をいつも羨ましく思っていた。体力の無い自分も行きたいが自信もチャンスも無くあきらめていた所に、家族ハイキングで尾瀬沼の話があり、中学生であった娘を連れて参加をした。10月の尾瀬沼の美しさ、真っ青の空、錦の紅葉、楽しいメンバーと山の素晴らしさを満喫したのであった。


7:24
  社会実験のバスは往路のみの抽選に当たって復路は一之瀬から徒歩にて3.2kmを1時間かけて歩く事になっていた。ところが復路に空きがあって乗れることになった。復路が大勢の乗車希望者だと、そこでも抽選となるはずでしたが、運良く乗れた。この乗車については、出発前の大清水駐車場受付で分かったので、尾瀬沼への時間配分が予定どおりできた。
 秋日和♪ 大清水駐車場は気温6℃ フリースに薄手の防寒着を羽織る。
朝の駐車場@
         
   電動マイクロバス  運転席 定員10人  充電中
 

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 早稲田大学が開発した電動マイクロバス
 見物する登山者 WEB-1とWEB-2号
 アンケート調査
   【尾瀬らしい自動車利用 社会実験のご案内】<県パンフレット>
 群馬県では、環境省の協力のもと、国立公園尾瀬の多様な魅力をゆっくりと楽しむ利用の促進を目指しています。入山口などの魅力づくりや自動車利用のあり方などを検討するため、交通アクセスの利便性の変化が尾瀬を訪れる方に与える影響を把握する社会実験を3ケ年計画で実施します。ご理解とご協力をお願いいたします。

8:00



8:20
   
  バスを取り巻く見物者(↑上左写真)。注目のバスは可愛いです。これから登る三平峠越えの尾瀬沼は期待の山、そして電動バスはどんなかな?と、心は騒ぐ。アンケートをしっかり書かなくてはならないので、乗車中の様子を逐一、頭に入れる。20分間乗って一之瀬バス停に到着した。非常に楽ちん♪ このような感想で良いのかな?
一之瀬受付所A 林道を歩く人
   乗車10人はあっという間に仲良し、皆さんも今日に至るいきさつを話初めてバスの中は終始和やかです。
 林道を歩いている人(↑上右写真)を追い越し進むバスは、歩行者に気を使わせるような振動は無い。バスが通過しても無臭なので平気だろうな〜なんて思う。
 
  一之瀬休憩所 標高1430m  一之瀬休憩所先の三平橋  
9:13   尾瀬全体の紅葉は、これからと言うところで、記憶にある錦秋の山ではありせんでした。
 しかし、所々に紅葉が始まっており、その景色の美しさは言葉に表せません。一之瀬から十二曲りに入る手前の登山道は記憶通りの水の多い道、途中でスパッツを履きました。
 金山沢(?)の水が片品川に合流する滝つぼの水しぶきは見事でした。岩清水も飲みました。甘くて軟らかい水でした。
  沢の滝つぼ  岩清水B
 
9:20





9:38
 
十二曲り 途中 
十二曲り 始まりC 十二曲り 途中 帰路に確認しながら下山 十二曲り 終点に大きな石D
   十二曲りを、1つ・2つと数えて登ったら11曲りしかなくて変??…?、これは私の数え違いでした^^; 復路では(↑上右から2枚目)12曲りを確認できました。「胸突き八丁」と言われる十二曲りも今の私達にとっては、ごく ごく 普通の登山道でした。    
 
        十二曲りを登る時は暑くてTシャツ1枚です。大清水では防寒着を着たのでしたが、まるで嘘のように暑い。この時、既に温度計は22℃でした。
 登り上げて振り返ると、紅葉越しに皿伏山、白尾山が見える。その中間に山頂だけがちょこんと見えたが、小至仏山だったのだろうか?分からない。

 濡れた木道と石畳は、尾瀬ならではの道。でも快調に歩く。
   くねくねの木道 尾瀬ならではの石畳
10:00



10:07
 そして、三平峠に到着。ここも思い出の場所、あのベンチ、あの標識、コメツガの林と思い出が甦ります。 昨日は、雨も降り降雹があったそうで、木道がかなり濡れていて、三平峠から下り込む道を、すれ違う登山者から『すべりますから気を付けてください。』と声を掛けてもらった。

三平峠E 三平峠E
10:27



10:33
 その途端、木道上の落ち葉に足をのせて何度となく滑った。尻餅をつくほどではありません(^^)

 三平下に到着した。そこから見る尾瀬沼は再び感動ものでした。”この場所で、中学生であった娘と二人で写真を撮ってもらったっけ。。。” 
(約22年前) その場所もそのままでした。
    

尾瀬沼が見えた 三平下F 右:尾瀬沼山荘
10:35



10:40
  長蔵小屋に向かう。
 間もなくして早稲ッ沢(わせっつぁわ)の草紅葉から尾瀬沼が見える。その真上に威風堂々とそびえる燧ケ岳には胸がキューンと締め付けられた。

←サムネイル表示(左 2枚) 
  早稲ッ沢(わせっつぁわ)G 早稲ッ沢(わせっつぁわ)G
10:58   快足に歩き長蔵小屋に着いた。昼ご飯は小屋の食堂でうどんとラーメンを食べる。持って行ったおにぎりや副食も食べて良いとの話であった。尾瀬でこのように食事するのは初めての事です。
 前回の登山は、職場山岳部の人が皆に焼そばをふるまってくれた。元長蔵小屋前の広場で、紅葉した赤松の葉がはらはら散る中の大昼食会だった。。
  破壊した木道 元長蔵小屋
 
   燧ケ岳 尾瀬沼   三本カラマツ
         
   ナナカマド  トリカブト アザミorタムラソウ  ナナカマドと第二長蔵小屋H




12:00
 
   長蔵小屋裏の尾瀬沼湖畔で大眺望を楽しむ。大江湿原の草紅葉が太陽の光に照らされると輝く、雲に覆われると沼の色と融合する。美しい景色でした。(↑上パノラマ写真)
 
 ビジターセンターと長蔵小屋の前の広場から再び燧ケ岳を遠望する。大勢いますが、夏の喧騒は無く長閑です。  ゆっくりしていたいのですが尾瀬沼を退散する。思い出の登山コースを再び帰路で歩きます。
   長蔵小屋I  ビジターセンター前広場I
14:30


15:10

15:22
  
  一之瀬休憩所にてアンケート記入  一之瀬受付所 電動マイクロバスの後ろを走る人 大清水ゲート
   一之瀬についた時は、主人の予測した通りの時間に到着でした。電気自動車発車時刻の10分前には受付所に到着しなくてはです。それより30分早い到着でした。一之瀬休憩所に入ってアンケートを記入した。尾瀬の清水で沸かしたコーヒーを頂きながら。。。美味しい。  
 
15:40    懐かしいコース、山を大好きにさせてくれた三平峠越えの尾瀬沼、もう一度このコースを歩くことが出来るだろうか? 私達は、これから今以上に年を重ねます。

 ”登りたいけれどコースが長くて” と思う尾瀬沼愛好者にも早い朗報が欲しい。社会実験(3年間)のバスが、実際に定期便として早く走ることを願います。
 このようなチャンスに恵まれた事に、深く感謝いたします。
今日の一日をありがとう。
  社会実験電動バス案内と標示版


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