北海道 礼文島岬コース
スコトン岬30m ゴロタ岬179m 澄海岬30m

平成26年 7月 4日(金)
  民宿海憧 起床AM6:00  出発8:05→スコトン岬駐車場8:20
スコトン岬
 スコトン岬駐車場8:25…岬展望台8:26 8:40…鮑古丹への分岐
 9:04…鮑古丹9:10…ゴロタ岬への車道…ゴロタ岬10:04 10:10…
 ゴロタ浜10:52(軽食)11:10…鉄府(てっぷ)11:45…澄海岬への登り口
 12:05…岬の上の山12:24…神社前12:36…西上泊昼食12:50

 13:33…澄海岬展望台13:36 13:50…西上泊食堂前13:59…車道歩き
 13:40…レブンアツモリソウ群生地(閉園)14:40…浜中15:05…
 海岸線歩き15:19(貝拾い)15:42…民宿海憧着16:45
                        歩数 28,439歩
  表示:   → 一般道・送迎車  …歩き  

 最大標高差 175m ・ 獲得標高 上り487m 下り504m ・  平均斜度 9.2% 地図 : Yahoo Japanよりお借りしています 

 礼文島の宿をネット検索をしている時に、礼文町公式HPから礼文ステイナビのHPにヒットしました。端から見ていると若奥様の郷里が群馬という民宿のHPを見つけ、拝見して、”ここにしよう!”と即座に決まりました。そこは民宿海憧様です。群馬県と言う3文字が、何故か心に響きました。3月1日の予約開始日をもって、即 メールを発信した。
 会ったことが無い群馬の人なのに、出発日が近づくにつれて娘を嫁がせている母親の心境に変化して行きました。群馬のお土産を持って行ってあげようと親心が湧き、重くないもの、かさばらないもの、暑い時期だから傷まないもの、群馬色いっぱいの物、その様に思い巡らす楽しさにワクワクしてきました。

     
スコトン岬駐車場  売店 開店準備中 立っているのが辛い様な風
 昨日、夕食の時は、神戸から来た人、関東の人と入り混じり、尾瀬の話や群馬の山々の話、四国の話、百名山・利尻山の話に盛り上がった。食べきれない程の食事に満腹で眠りについた。 
 心地良い目覚めで朝を迎えた。昨日より少々風が強い。朝の路線バスに乗りスコトン岬に行く予定で、飲料水を準備し玄関にて雑談をしていた。バス停は、有っても無いのと同じで、何処ででも手を上げれば良い話等、ひょんなことから若奥様の配慮と海憧さんのお馴染みさんの親切で、スコトン岬まで乗せて貰える事になった。

 
 スコトン岬

 駐車場に下りて、ドアを開けた途端!風でびゅーん!とドアが開いた。『あっ!車を止める向きを考えれば良かった。すみません。』とおっしゃた。『とにかく ここは風の強い場所ですので、気を付けて歩いて下さい。』「ありがとうございました(^^)」お礼を申し上げて別れた。
 本当に半端な風ではない。岬 突端に向かう途中、崖下に一軒民宿がありました。立地条件と地形的なものに驚きました。
 取りあえず岬突端まで行って来ましょう。せ〜の!と風に向かう。あっ!その前に、売店とトイレの間でウインドブレーカーを羽織った。風が強いので冷たいです。帽子は被っても飛ばされてしまいます。止めても効き目がありません。ヒュルヒュルと飛んで行くので、脱帽で歩く。手袋を付けた。
 
ビュンビュンの風 しばらくは車道歩き 廃校のスコトン小学校 神社
 風で薙ぎ倒す草花を撮ろうと思っても無理です。しゃがみこんで1〜2枚撮る。ちょっと あきらめムードです。
 車道を歩くと、ブゥーンと車が追い越して行った。

   
少し登った所にゴロタ岬と鮑古丹の分岐  鮑古丹へ下る 民家の庭を通り抜ける
 分岐に来た。昨日 桃岩展望台でお世話になったタクシーの運転手さんが言っていた所は、ここだな!? と分かる。鮑古丹へ下りて行った。
 ところが、道が無くなってきて背丈ほどの草になった。どうしたものか?うろうろしていると、同じようなご夫婦がやって来たので、道を聞くと、その方も初めてという。一緒に、4人で民家を通り過ぎた土手から浜の道路に下りた。。

   そこには綺麗なエゾカワラナデシコ下の頁に添付) が咲いていた。それも群生でした。
 あっ 道があった。
 あの民家の道をもっと先に行けば良かったんだ。
8時間コースの標識 漁業の方でしょうか軽トラが一台通り過ぎた。
 海抜0mから少し登り上げると、標識が出てきた。『ゴロタ岬への登りがちょっときついですよ。』 民宿海憧さんのお馴染みさんが言っていた。

 風は、スコトン岬と同じくらいに吹いている。
 歩いている道は、登山者の往来で自然に掘り下げられていて、突風でグラッと来ても崖下には落ちない。膝をつく位である。
   

スコトン岬・ゴロタ岬 標識 コース案内の標識
   
 カメラを持って構えていると、ぐらぐらしてしまう。撮るぞ!止まるぞ!の気合を入れないと駄目のようだ。しばらく我慢しようと思うが、あまりにも綺麗な景色にそうは出来ない^^; 
 隊長から写真を撮る時、気をつけるよう指令が飛ぶ^^;

船が一隻 走る
 
 大分上まで登ってきました。ちょっと 休憩です。後ろを振り向いて、さっきから歩いてきた道が見えます。左 岬の突端は、スコトン岬、海岸縁は鮑古丹の魚村。そして、平坦な道は、今 この場所へと続く。【スコトン岬←→ゴロタ岬】の標識のあるところは、車道となっているので岬コースを歩かないのならその駐車場から直接ゴロタ岬に登れる。

   とにかく風が強くて、強くて、一向に止む気配はない。先方には、ゴロタ岬の頂上が見えるが、今度は霧が下りてくる。見通し明るくない! 
 
”風よ止んでください”m(__)m

 あら願いが通じたのでしょうか? 少し風が優しく柔らかくなりました。

 ふっふ〜ん!

 ゴロタ岬 山頂の陰に入ったのですね。
 
ゴロタ岬 山頂を見上げる
 海岸線を見おろす
 
 ゴロタ岬 頂上
   山頂へ後一歩!で、ゴロタ岬に到着です。 
 鮑古丹の土手を一緒に下りたご夫婦は、前後して歩いてた。もう到着して休んでいました。もう一組同じような方もいらっしゃいます。

 ここは、視界が全くありません。利尻富士も見えるそうですが。。。。
 霧が吹き上げるし、そこそこ冷たし、天パーの髪の毛は、くちゃくちゃになっているし、とりあえず記念のシャッターをお願いして、飴をほうばって下山としました。

   
花の旅路」を黙々と下山 振り返れば きれいな稜線 あの天辺がゴロタ岬

   昨日の桃岩展望台はイブキトラノオが、にょっきにょっきでした。ここは、レブンシオガマ が背比べです。肩を触れ合う様に風に揺れている。
 下山途中右手に見えた海岸線
 
 振り返って 尾根道
 穏やかに見えているこの稜線は、一番風が強かったのではないでしょうか!。スコトン半島から吹く風の通り道でゴロタ岬に駆け下りる鞍部、半端な風では無かったです。例えると、風速体感マシンの前に顔を出したのと同じです。下りながら。。。私も皮膚がたるんできたんだわぁ。。。こんなにプルプル震えて、たゆみが分かるもの。。。”ダイコン!” 「はいこん」  ”お化粧”「おへしょう」なんて聞こえるような! ビュ=!びゅ=!でした。
   
 鉄府の家並みが見える  ハマナスってこのような所にでも咲いている。しっかり者ですね。

 
 これから行こうとしている澄海岬が見える。三つ見える岬の 手前から2番目の岬

   
 
 右足を出して、左足を出して歩けば、自ずと下山。海抜0mに到着しました。ここで少しゆっくり休憩、腹ごしらえもしましょう。シロツメクサの咲いているところに陣取って腰を下ろすと”四葉のクローバー”を発見しました。良い事ありそう♪ 

 
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利尻昆布ならぬ礼文昆布 豊漁だそうだ  サムネイル表示↑
長閑な林道歩きハマナスガ沢山咲いている
 ←浜中バス停  澄海岬
 浜中バス停への階段が現れた。標識もある(↑右) 澄海岬まで行って西上泊(にしうえどまり)から帰路を歩くには、ちょっと体力的に無理と言う人は、ここから短縮して浜中バス停へ向かった方が良いですとの案内がある。 

沢山見た花の中から  風の中やっとカメラに収まってくれた花たち

エゾカワラナデシコ オオバナノミミナグサ又はミミナグサ レブンシオガマ レブンシオガマ白花
ハマナス エゾカンゾウ チシマフウロ トウゲブキ

   
澄海岬 登り口 
 鉄府の家並みを眺めながら歩いた道も長かった長かった。いよいよ最後の岬への登りが始まる。

斜面に咲くエゾカンゾウ
 
 ←真っ青な海と神社の真っ赤な屋根、岩、良い眺めです。
 澄海岬に向けて最後の登り、標高102mの山頂は、なんという名の山なんでしょう?
ここも風が強い。

 
稲穂の崎
     
 西上泊神社の脇に下りてきました。鮑古丹からゴロタ岬と、前後しながら歩いていたご夫婦とまた一緒になった。宿で作ってもらったお弁当を食べていました。美味しそうです。私達は、ここの西上泊の売店で、丼を頂くつもりです。昨晩、夕食を共にした埼玉県のご夫婦が美味しかったと言われたのでその予定です。そう言いながらもお弁当は持つものだな〜と思った。どこででも自由に食べられるし、その日の天候で予定が変わりますしね。

 
 凧入りウニピラフ 珈琲が美味しかった♪ ホタテ串焼き
 結局 うに丼は食べず、名産の凧入りウニピラフにしました。利尻島から礼文島に渡って毎晩ウニを食べています。丼で無くてピラフにするところが、人間我儘ですなあ^^; 帆立の串焼きも頂きました。帆立は、両島でバター焼の卓上コンロがテーブルについていました。それなのに、目先を変えて串焼きです。
 ピラフを焼いて下さった女性主が『風の強い今日、この礼文島にいらっしゃいました。この日が最高の日と思えば、次に来た時はそれ以上の日になるかもしれません。今日が最高と思ってください。』
 そうですね〜。この主が入れてくれた珈琲が、またまた美味しかったです。

 お腹も満腹、【岬コース】最後の澄海岬に登りましょう。何か!足が重いです。
 標識  ツアー団体が到着して混み合う標柱前
    コバルトブルーでしょうか? とても綺麗な海です。遠くに 今登って歩いてきたゴロタ岬が見えます。晴れて、エゾカンゾウの黄色と素晴らしい絶景です。

 礼文島に来てよかった。。。
 この景色を見ながら
 ほんとに そう思います

 最初で最後の礼文島と思って来ていたんですが、季節を変えて、レブンアツモリソウの咲く季節、この時期と同じ時、秋口にも来たいと思った。

 今度は礼文岳と、綱縁さんに教えて頂いた礼文滝を登り、そして、今日以上に【花の浮島】を存分に味わいたい。

 

   
西上泊を後に   ひたすら車道を歩く レブンアツモリソウ園地6/30にて閉園 
   バスも無い!路線区間では無い!行きかうのは、観光バスのみ。時たま地元関係の人です。
 歩きながらメールの返信が出来る位のんびりムードの道です。歩道の幅が広いです。
 
 
マンホールの蓋 北海道色大いにあり 
縁石に腰かけて休憩 
 
 西上泊の港、食事をした所の御主人に聞いた波打ち際の歩き、貝殻拾いも出来ますよ。と言っていた。貝の事は、民宿海憧さんのHPや若奥様のブログで知っていました。孫が喜ぶかな〜と、これ!あれ!と、拾うと ウインドブレーカーのポケットがいっぱいになった。ウインドブレーカーには、今日は一日中お世話になり着ていました。食事をした土産物店は暖房が入っていて、さすがに暑くって脱ぎましたね。
 タコ公園に着く、隣が海憧さんです。
 「ただいま♪」
 『お風呂が沸いてますよ〜♪』
 17時30分のカファリーのお迎えに行っていますから 混む前に入ってください。
 一番湯に どっぷり 浸かって あ・あ・しあわせ。。。。
 

 
  夕食には、今日もカニが出ました。二日続けて豪華ですね。ウニも勿論、ホッケは名産品 勿論です。ご飯は、いつもの1/3位にしておかずで満腹です。
 夕食が済んで、部屋からのスコトン岬方面 天文薄明の空が綺麗です。
明日で、もうお別れ もっと いたいな。。。。

7/3 桃岩展望台コース 北海道総集編    7/5礼文島〜稚内〜美瑛 道内移動
 
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